eシフトの次の草案をがくさんが起草しました。 参議院選挙に向けての声明 私たちeシフトは、これまで脱原発と再生可能エネルギー促進を求めてたびたび政府交渉を行い、国会議員へのロビー活動を行ってきました。 それにもかかわらず、昨年暮れの衆議院選挙で現在の与党が(総得票数が以前の総選挙に及ばなかったにもかかわらず)「大勝」して以来、昨年夏のパブリックコメント「エネルギー・環境に関する選択肢(2030年の原発稼働率)」で大多数の国民が示した「0%回答」がまるでなかったもののように、国の政策が原発再稼働へと突き進んでいます。 参議院は「良識の府」と言われます。私たちは現時点の「良識」とは国民の示した「2030年の原発稼働率0%」をめざして超党派で計画、実行、チェックしていくこと(PDCAサイクルで進めていくこと)と考えます。実現のためには再生可能エネルギーの導入だけでなく、さらなる、省エネルギーや地球温暖化問題との整合性も必要です。 目先の利益・一部の人たちの利益にとらわれず、長期的な日本の課題に取り組むのは、任期6年間の参議院だからできることです。長期的な課題には、子ども・孫の世代が安心安全に暮らせる社会をつくることが含まれています。エネルギー問題・温暖化問題はその要です。「子ども・孫の世代のことは、子ども・孫の世代が考えればよい」というのは無責任というものです。 このような長期的な課題に党利党略を持ち込むことはふさわしくないのですが、残念なことに、これまでに温暖化問題(気候保護法案)、脱原発基本法案や電力システム改革と発送電分離の法案(電気事業法改正法案)が党利党略のために廃案になっています。 このような点を踏まえeシフトでは、候補者、有権者に対して声明を発表するものです。 私たちは、脱原発・再生可能エネルギー導入を進めてくれる候補者に投票したい。その所属政党はどこでもよい。候補者には、選挙で約束した政策は、当選後必ず守って欲しい。党や官僚に何か言われたぐらいで約束を破らないで欲しい。また脱原発と再生可能エネルギー導入を具体的にどのように進めるのか、私たち国民と議論しながら実行していってほしい。また、有権者からの批判には真摯に耳を傾けてもらいたい。 投票する有権者にも「良識」を求めたい。有権者にとっての良識は、目先の利益にとらわれるのではなく、子ども・孫の世代のことまで考えて、大人の責任として投票することです。そして子どもたち(未来の有権者)に投票する大人の姿を示してもらいたい。 以上 eシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会) http://e-shift.org 〒171-0014 東京都豊島区池袋3-30-22-203(国際環境NGO FoE Japan気付) Tel: 03-6907-7217 Fax: 03-6907-7219 声明についての問い合わせは、山田(080-6258-5185)まで。 |