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2013年10月25日(金) 
ことしはじめにえどがわエコセンターで開催された「環境問題解決に向けた人の輪づくりワークショップ」をきっかけに、バスツアーを7月13日に開催し(足元から温暖化を考える市民ネットえどがわ、川崎フューチャー・ネットワーク、中野環境市民の会共催)、山梨県北杜市にある3か所の太陽光発電所を見学しました。

 北杜サイト太陽光発電所は2006~'10年北杜市とNTTファシリティ-ズが国の外郭団体、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託を受けて設置した2MW級太陽光発電所です(現在は北杜市に移管され市営発電所になっています)。
 太陽光パネルの性能を比較検証するため国内外9か国27種類の太陽光パネルが設置されています。また太陽光パネルがもっとも性能を発揮する入射角を検討するために、太陽光の地面に対する傾斜角度を15度、30度、45度と違えての発電量の比較が行われています。

 (株)市民ソーラーの澤さんが「人の輪づくりワークショップ」にしたことから、今回のツアーが生まれました。
 市民ソーラーは市民に1枚6万円で買ってもらった太陽光パネルを会社が預かる形で発電し、売電益から配当を出す仕組みです。現在は林地を切り開いた借地に40kW×2基の中規模発電所が設置されています。よく見ると太陽光パネルの1枚1枚にオーナーの氏名が記されています。市民ソーラーで発電された電気は高圧線には接続されることはなく、北杜市内で消費されています。それというのも、東京電力との接続や変圧器の設置費用は市民ソーラーが負担しなければならず、高圧線と接続する変圧器には多額の費用が必要とされるからです。

 山梨自然エネルギー発電(株)はいくつか発電所を持っていますが、この日は谷戸太陽光発電所34.4kWを見学しました。谷戸発電所の特徴は、田んぼの土手に太陽光パネルを設置していること。
 田んぼは購入した土地ですが、稲作もしっかりと行われていることから、地域の農業委員会も土手の目的外使用について深くは追求してこないとのことです(いちおう目的外使用の指摘は受けているようです)。
 山梨自然エネルギー発電は、この事業により北杜市内に3名の雇用をうんでいて、原発事故後に子どもの健康のために北関東から避難してきた女性も働いています。

 帰りに市民ソーラーが契約している農場でブルーベリーを摘んで、子どもたちも大満足でした。

 足温ネットでは市民ソーラーと「斡旋契約」を結びました。足温ネットを通じて市民ソーラーに出資していただくと、売上の一部が足温ネットに寄付されることとなりました。
(山田がく・運営委員)

(足元から温暖化を考える市民ネットえどがわのニュースレターのために書いた原稿です)

閲覧数1,248 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2013/10/25 11:31
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