かーちゃんの力プロジェクト 福島県飯舘村は、原発事故のために村人全員が避難しています。 このうち、福島市周辺に避難している農業婦人(かーちゃん)たちの仕事をつくろうと 福島大学小規模自治体研究所の後押しで「かーちゃんの力プロジェクト協議会」がつくられました。 かーちゃんの力プロジェクトでは、 福島市で農産加工品をつくり JR福島駅前のショップでお弁当として販売するほか 遠隔地の人たちには通信販売も行っています。 わたしも足元から温暖化を考える市民ネットえどがわの仲間と共に かーちゃんたちの農産加工品を共同購入しています。 ちなみに今月届いたのは かぼちゃ餅 豆餅 ゆず入り大根の酢漬け 大根のビール漬け 雪っ娘かぼちゃスープ じゃがいもクッキー 豆菓子(ピリ辛みそ味)など。 いまは冬なので、春夏野菜の加工品はありません。 雪っ娘かぼちゃは、飯舘村のかぼちゃで 現在はまとめ役の渡辺とみ子さんが福島市で自ら栽培する他 埼玉県秩父市の農業高校などで栽培してもらっています。 放射能に住み慣れた村を追われたかーちゃんたちですから 食べ物に含まれる放射能のこともとても気にしています。 つくられた農産加工品のうち1kgを泣く泣くつぶして 自前のシンチレーション・カウンター(放射能測定器)にかけ 国の安全基準よりも厳しい 自らの安全基準20ベクレル/kgを下回ったものにだけ かーちゃんの力プロジェクトのステッカーをつけて 出荷しています。 そして測定結果はメールで送られてきます。 「放射能には閾値(しきいち)がないから検査で合格しても心配」 という人もいますが そういう人には無理にお勧めはしていません。 京大の小出裕章先生によれば55歳を過ぎると 放射能の感受性が極端に下がるとのこと。 わたしも、そろそろ感受性が下がり始めている年。 子どもたちには 「これは大人が食べるものだよ」と、言えばいいのです。 かーちゃんの力プロジェクト協議会 http://www.ka-tyan.com/ |