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2014年03月30日(日) 
3月21日開かれた気候ネットワークのシンポジウム
「だめじゃん 地球温暖化 異常気象が日常に!?」のその4です。

○ ビデオ上映
昨年フィリピンを襲った巨大台風
神保哲生氏がレイト島で取材してきた映像が
スクリーンに映し出されました。

台風の強風と高潮が原因と言うことでしたが
スクリーンに映し出されていたのは
まさに津波後の光景でした。

国立環境研究所の肘岡靖明氏は
「一つひとつの台風について温暖化の影響を言うのは難しいが
台風が巨大化強力化する傾向にあるのは間違いない」
と、コメントしていました。

○ 気候変動適応策の考え方と動向

法政大学社会学部の田中充教授は
「直ちにCO2排出量を削減したとしても
温暖化の影響は増え続けるので
何らかの適応策が必要」
として

埼玉県の「ストップ温暖化・埼玉ナビゲーション2050」
(新実行計画)に
排出削減計画と同時に
温暖化適応の指針が
盛り込まれていることを紹介されました。

埼玉県熊谷市が
熱中症予防情報を携帯メールなどで市民に配信していることも
適応策の一つと言えるようです。


適応策よりも削減策が先と考えていたわたしには
ひっかかりながらも
考えることの多い講演でした。


○ IPCCの報告をどう受け止め、どうするべきか

気候ネットワーク理事の平田仁子さんは、
IPCC(気候変動政府間パネル)の報告書から
「温室効果ガスの大幅削減が気候変動の抑制には必要」
としたうえで

「行動しないことが将来世代や貧しい人たちに犠牲を強いる」
と、
傍観を決め込むことや温暖化懐疑説への倫理的問題を指摘。

省エネ・再生可能エネルギー社会への切り替える心構えが
日本には必要だと訴えました。


その点、まだまだ日本は「だめじゃん」と言われる
状況が続いていると言えそうです。

閲覧数1,279 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/03/30 07:48
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