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2014年04月12日(土) 
アメリカ産牛肉は、と殺前の1回のBSE検査と、
脊髄などBSEプリオン(直接的な原因タンパク質)の
蓄積しやすい部位の除去によって
安全性が確保されていると、アメリカの業界団体
米国食肉輸出連合会は主張しています。

これに対して
「アメリカ産牛肉は買わない」という選択肢もありますが、

スーパーで商品を見比べたとき、あるいは
家族で食事に出かけたときに焼肉店で
「アメリカ産牛肉は安い!」と
思ってしまったら、どうでしょうか。

1)これまでの記事を読んでいない人は、
迷わずアメリカ産牛肉に手を伸ばすことでしょう。

2)「アメリカ産牛肉は危ない」と鵜呑みにした人は
しばらくはアメリカ産牛肉には手を出さないでしょう。
それでも2~3年もすれば
「今月は家計が苦しいから」と、
手を出さない日が来ないとも限りません。

3)「BSEプリオンが含まれているかも知れないから
絶対買わない」という人もいるでしょう。

ここで取り上げた3者はいずれも
価格と安全性をてんびんにかけてお買い物をしています。

端的なものが2)で、
価格と安全性の間でてんびん棒が揺れています。

(ただ、理解が浅いために、
 時として価格側に振れてしまいます)

1)は価格を重要視し、3)は安全性を重要視しています。

もっとも1)の人でも
アメリカでのBSE検査の実態を知ったならば
2)に変わることは十分考えられます。

そういう意味では
食料品のつくられるプロセスを
消費者が知っておくことは
とても重要といえます。

反対に
4)「BSEプリオンが検出されなければだいじょうぶ」
という人もいるでしょう。

これは安全性をその人なりに吟味したうえでの
価格重視です。


このように商品をてんびんにかけるお買い物は
多くの主婦が日常的にされていることでしょう。

「このお野菜は安いけれど色が変わり始めている」
と、こちらは
価格と品質をてんびんにかけています。

(私は、この場合、
 安ければ多少色が変わっていようが
 買います。
 アメリカ産牛肉は買いませんが)

このように、買い物てんびんには、
価格、品質、安全性の3つの物差しがあります。

そして、もうひとつ
環境を物差しに加えてもらおうというのが
今回の連載の趣旨ですが

せっかくですので
TPPの話をもう少し続けましょう。

(つづく)

閲覧数1,181 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/04/12 15:53
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