「工業製品をつくるのが先進国、 農業をやるのは途上国」 私たちはどこかでそのようなカン違いをしてきたのかもしれません。 というのも、 農林水産省の資料を見ると、 先進国の食料自給率は、 アメリカ130%、フランス121%、ドイツ93% となっていて 同じ島国のイギリスでさえ65% もあるからです。 先進国の食料自給率推移のグラフを見ても、 (農林水産省のデータをもとにわたしがつくりました) アメリカ、フランス、ドイツが 近年、食料自給率を増やしていることがわかります。 見方を変えると TPP交渉でアメリカが 日本の農産物の関税引き下げをしきりに求めてくるのも 自国で増えている農産物の出荷先を求めているからでしょう。 しかしながら、これ以上食料自給率が下がってしまったら 日本の食料事情はどうなってしまうのでしょう。 (つづく) |