クイズです。 桜の花は春しか咲きませんが トマトは一年中スーパーの店頭にならんでいます。 どうしてでしょう。 1)品種改良で冬でもとれるようにした 2)夏にとれたものを大事にとっておいている 3)あたたかい南の国から持ってきている 4)ビニールハウスで育てている 1)品種改良で冷害に強い作物はできていますが 夏の作物が冬にとれるところまでは まだ行っていません。 トマトも本来は夏の作物です。 2)ジャガイモは春と秋に収穫したものを 保存することで 一年中食べることができます。 3)「冬至に食べると風邪を引かない」と 言われるカボチャも もともとは夏にとれたものを 冬まで保存していました。 冬に食べるカボチャがあまりにもおいしいので 国産カボチャだけでは足りなくなってしまい 現在では トンガやニュージーランドという 南の国から輸入されるようになりました。 4)ビニールハウスは畑をビニールでおおって あたたかくするものです。 これによって、 夏のトマトを春や秋に収穫するのも 容易になりました。 しかしながら ビニールハウスを建てただけでは 冬にトマトがとれるだけの温度になりません。 そこで 冬の間、ビニールハウスの中で 石油をたいて暖房するのです。 このため冬のトマトには 夏の露地栽培に比べて 約10倍のエネルギーが必要になります。 冬にトマトを食べることもまた 地球温暖化を進めることになるのです。 グラフ 作物1kgを生産するのに必要なエネルギー 作図 環境市民 出典 「家庭生活のライフサイクルエネルギー」(社)資源協会編、1990 http://www.kankyoshimin.org/modules/blog/index.php?…ent_id=196 |