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2014年06月30日(月) 
環境マンガ家ハイムーンさんの作品に
「賞味期限がごみ起源」というものがあります。

冷蔵庫の前に立つお母さんが
賞味期限の切れた食品を手に
「しまった~」という表情をしています。

その食品の下にはポリバケツがあって
ただちにごみになってしまうことを暗示しています。

「賞味期限などが過ぎてそのまま捨てられた食品が
生ごみ全体の10%を占めています」(出雲市)

と、あるように
手つかずの食品ごみは、先にご紹介した京都市だけでなく
日本中どこでも発生している問題のようです。

そしてハイムーンさんの「賞味期限がごみ起源」は
賞味期限の過ぎた食品が
食べられるかどうか吟味されることなく
直ちに捨てられていることを示しています。

「え~、賞味期限を過ぎたら、
 食べられへんのと違ゃうの?」
と、言うあなたは、
賞味期限と消費期限とを混同しています。

消費期限は、サンドイッチ、お弁当、お総菜など
寿命の短い(5日以内)食品に使われています。

だから、消費期限の切れた食品は
要注意です。

(防腐剤などの食品添加物の「おかげ」で
 消費期限が切れてもなかなか腐らないお弁当も
 なかにはあります)

一方、賞味期限はお菓子やカン詰など
比較的寿命の長い食品に使われています。

その意味するところは
「おいしく食べられることを保障する期限」
ですから
賞味期限を過ぎたからと言って
すぐに腐るわけではありません。

(農林水産省では、消費期限と賞味期限との違いを
 グラフにして表しています)

消費期限や賞味期限が食品に表示されるようになったのは
平成7年(1995年)と、
20年ほど前のことです。
それまでは製造年月日だけが表示されていました。

消費者は
「色が変わっていないか」
「へんな臭いがしないか」
「酸っぱくなっていないか」
と、五感を使って、食べられるかどうかを判断していました。

それが消費期限・賞味期限ができたなかりに
数字だけを見て捨てている
というのがハイムーンさんの主張しているところです。

ごみを減らすためにも
じぶんの感覚は大切にしたいものです。

閲覧数1,186 カテゴリ日記 投稿日時2014/06/30 17:53
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