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2014年08月04日(月) 
『永遠の夫』ドストエフスキー 作、千種堅 訳
岩波文庫 1979年6月20日初版、'85年、11月10日第10刷
定価320円(当時消費税はなかった)、古書店で100円

訳者あとがきによれば
「永遠の夫」とは、理想の夫のことではなく
こずるくたちまわる妻と愛人たち(複数形)に振り回される
万年補欠の夫のこと。

つまり、これは喜劇なのだが
ドストエフスキーが書くと、
どうしても喜悲劇になってしまう。

奔放な性を謳歌した妻、ナタリーヤが亡くなったあと
万年補欠の夫トルソーツキイと
ナタリーヤの元愛人、ヴェリチャーニノフが
偶然にも再開したことからドラマは起こる。

トルソーツキイは、ナタリーヤの産んだ娘
ガーニャを連れていたが
ガーニャの父親はヴェリチャーニノフだった。
そのことは
トルソーツキイも、ヴェリチャーニノフも知っていたが
ガーニャだけが知らなかった。

トルソーツキイはガーニャを虐待し、
ヴェリチャーニノフはガーニャを救い出そうとする。
しかし
「父親」から引き裂かれたガーニャはたちまち死んでしまう。

妻の喪が終わらぬうちに「娘」が死に
それでも新たな妻をめとろうとするトルソーツキイ。
場をなごませようとヴェリチャーニノフを連れていくと
ヴェリチャーニノフの方が人気が出てしまう。

一時は、ヴェリチャーニノフを殺そうとしたトルソーツキイは
ヴェリチャーニノフから離れることで
新たな妻をめとることができたのだが

その新妻が駅でいざこざに巻き込まれたとき
偶然にも救いだした男は
ヴェリチャーニノフだった。

トルソーツキイを三谷幸喜が演じたならば
かなり楽しい芝居になるだろう。



現在の岩波文庫の表紙が
実物と異なるため
画像の掲載は省略しました。

閲覧数10,136 カテゴリ書評 コメント0 投稿日時2014/08/04 17:30
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