核廃棄物パブコメ ●該当箇所 改定案2ページ4行目 最終処分の技術的信頼性に関する専門的な評価が国民に十分には共有されていない状況を解消していくことが重要である ○意見内容 最終処分について、絶対的な安全が保障された処分方法はまだ存在しない。 この文言は誤解を生む。 ○理由 改定案1ページに 「我が国としても、科学的知見の蓄積を踏まえた継続的な検討を経て、地層処分することとしている。 」 という文言があり、科学的知見が蓄積途上であることをこの改正案自体が認めている。 ●該当箇所 改定案3ページ「第2」冒頭 最終処分事業が地域の経済社会に及ぼす影響について、関係住民の関心を踏まえつつ、調査を行う ○意見内容 地質調査は外部の専門家が行うため、地域に雇用を生まない。 それにもかかわらず、このような文言があるのは、「調査段階から当該地域にお金をばらまく」 と言っているに等しい。 ○理由 旧方針の「概要調査地区の中から精密調査地区を、精密調査地区の中から最終処分施設建設地を選定するものとする」 が、未だ実現していないことによる改正だから。 ●該当箇所 改定案3ページ下から2つめの段落 科学的により適性が高いと考えられる地域(科学的有望地)を示すこと等を通じ、国民及び関係住民の理解と協力を得ることに努める ○意見内容 どうやって「科学的により適性が高いと考えられる地域(科学的有望地)」を選定するのか明確でない。 ○理由 従来は科学的に選定するのではなく、地方公共団体からの誘致をもとめるかたちで進められてきており、科学的調査は十分行われていない。 また、東日本大震災により、日本中で地震活動が活発化している。 九州では火山活動も活発化している。 このような状況では「科学的により適性が高いと考えられる地域」は存在しない。 |