鯉の湯(江戸川区・中央) 京葉交差点(京葉道路と船堀街道の交差点)から東へ5筋、北へ2筋ほど。 あたりは全くの住宅街。 下町の工場が取り壊されたのか、新築の家の並ぶ一角も。 そして、鯉の湯のある角には 居酒屋が数軒、集まっている。 かつては、鯉の湯は「恋の湯」であったか と、妄想もふくらむ。 銭湯造りの破風屋根の下が通常は入口だが ここは閉鎖して、バリアフリーの入口をもうけてある。 入ってみると 番台にだれもいない。 それにもかかわらず 常連さんは、どんどん服を脱いで 洗い場へ入っていく。 洗い場は、昔懐かしい、白のタイル。 汚れの染みついたところがまったくない。 湯船も広々として 昔ながらの銭湯を楽しむ。 はじめは閑散としていたが 6時半を回って、次々とお客さんが入ってくる。 女将さんも登場。 70を過ぎて、足も悪いのに がんばっている。 常連さんがこれ見よがしに 「今日はぬるいぞ。見かけない人が入りに来ている」と言って 48℃の熱湯に入った自慢話を始めた。 水でうめたりしてないぞ。 |