3時間もかかるとちょっとした旅行ですね。
実は私も同じような時期に水戸に行く予定でした。目的は妄想屋台というイベント。
ところが当日、雨が降り、行く気がなくなり、止めてしまいました。
雨でも行けば良かった〜
そんな安くて美味そうな団子あるなら。
ずいぶんと報告が遅れてしまいましたが、11月8日(一カ月前・・・)、ちゃんと水戸へ行ってきました。 なかなか収拾がつかなくて、文章にするのが難しかったのですが、やっとまとめることができたのかできていないのか・・・。 長くなってしまいましたが、収拾がつかなくて書けていないこともありますが、とりあえず、こういったことを体験してきました。 朝6時から、電車を乗り継いで、約3時間かけて茨城の水戸に行きました。 ちょっとした一人旅気分でした(^O^)♪ 水戸駅に着いたら、すぐさま水戸芸術館の『日常の喜び』展へと向かいました。途中のバスの運転手さんが親切でほかほか。 『日常の喜び』展では、まず展示会場に入る前の受付付近、芸術館入ってすぐのところから、淺井裕介さんのマスキングテープの作品が目に飛び込みます。 その場所と一体となり、いつもとちょっと変わった空間にしてしまう淺井裕介さんの作品は、水戸芸術館でもその威力を発揮していました。 展示会場に入ると、淺井さんの壁画、森田浩彰さんの作品、ガイ・ベンナーさんのパフォーマンス映像と続きます。(日比野さんのダンボールの作品と、莇平丸もありました!) それぞれの作品が、不思議で、変わっていて、ときどき、はっ!とするような、興味深いものばかりでした。 水戸芸術館で『日常の喜び』展を見たあと、水戸の街中で行われている、カフェ・イン・水戸の企画のひとつ、「かえっこフォーラム2008」に参加しました。 “かえっこ”とは美術家藤浩志さんが始めた、子供がいらなくなったおもちゃを取り替えっこするシステムで、日本海外およそ3000ヶ所で開催されているワークショップです。 いらなくなったおもちゃを持っていくとカエルポイントというものがたまり、そのたまったカエルポイントで、他の人から集まった、いらなくなったおもちゃを、また買うことができます。 いらなくなったおもちゃがない人でも、そこで行われているワークショップに参加すれば(例えば腕相撲で勝つなど)、カエルポイントがたまり、買い物ができるようになっています。 このプロジェクトは子供が主体となり、大人はそのサポートをする、子供による子供のためのワークショップなのです。 いらなくなったおもちゃの再利用。 子供の責任感が育つ。 地域の活性化。 そんな様々なことを含んでいるシステムなのです。 「かえっこフォーラム2008」というのは、全国でかえっこに参加している人が、拡大したかえっこについて話し合うというものでした。 そもそもかえっことはなぜはじまったのか?どういうものだったのか?という藤さんのお話しから始まり、そのお話しの後、さまざまなところから集まった人々の自己紹介、グループにわかれてのディスカッション、という流れでした。 公務員の方、エコ団体の方、保育園の先生etc... いろいろな県から、いろいろな職業の方が集まっていました。 皆さん、かえっこ経験者や、これからかえっこを行おうとしている人々です。 いろいろな地でいろいろな人々の手によってかえっこが行われ、それぞれ形を変えながら、だんだんとその地域に根付いていく。 1人のアーティストの発想・行動から、どんどん広がり、どんどん深まっていく。 藤さんの「かえっこというシステムが、僕の作品。」という言葉が、とても心に残りました。 (写真は水戸のお団子屋さんで買った、安くておいしいお団子です。みたらし団子35円、きなこ団子50円、あまりにもおいしいので、おもわずパシャリ) |