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2014年03月22日(土) 
3月21日(祝)、IPCC横浜会議・記念シンポジウム
「だめじゃん、地球温暖化。異常気象が日常に!?」
(気候ネットワーク・横浜市資源循環公社主催)が
横浜市中央図書館でひらかれたので
参加してきました(中央図書館も共催)。

IPCC第五次評価報告書第二作業部会会合が
22日から横浜で開催されるのに合わせた催し。

「だめじゃん!」は、もちろん
3・11以降の日本の温暖化対策に向けられています。

国立環境研究所の江守正多さんの基調講演
「今、地球環境はどのような変化の中にあるのか」は

IPCC(気候変動問題政府間パネル)は研究機関ではなく
世界で発表されている温暖化問題の論文をレビュー
(精査)するところであり、

IPCCが解決策を決めるのではなく
選択肢を提示するに留まる。

主体はあくまで各国政府であり、
私たち国民が決める。

という、とても基本的なことをおさえたうえで

・20世紀半ば以降の世界の平均気温上昇
 その95%以上は人が原因

・地球が寒冷化に向かっていたとしても
 温暖化を打ち消すほどではない

・このまま何もしなければ
 2100年までに世界の気温は約4℃上昇する

・最大限の努力をしたとしても約1℃上昇する

・産業革命以降今日までに1.6℃上昇している

 (産業革命以降の上昇を2℃までに抑えなければ
 気候変動が爆発的に進むと言われている)

・2℃以内を達成するためには2050年までに
 世界全体のCO2排出量を半減する必要がある

・2050年以降はゼロまたはマイナスにする必要がある

と、いった情報が提示されました。

講演後の質疑の中で江守さんは
「温暖化問題は、どのような社会に私たちが暮らしたいと考えるか
そこにかかっている」
と、発言されていました。

日本では、まだまだ温暖化懐疑説が
根強くはびこっていますが

IPCC第五次報告書は
今から最大限の努力をしなければ
子ども・孫の世代に禍根を残す
と、言っている。

江守さんはそのことを伝えてくれました。


つづく

閲覧数1,213 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/03/22 20:09
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