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2014年03月24日(月) 
3月21日開かれた気候ネットワークのシンポジウム
「だめじゃん 地球温暖化 異常気象が日常に!?」のその2です。

基調講演その2の国立環境研究所の肘岡靖明さん
(「地球温暖化でどんな影響が起きるのか」)は
IPCC(気候変動問題政府間パネル)第5次報告書で
気候変動(地球温暖化)問題の影響、
とりわけ日本・アジアへの影響を
執筆されています。

第5次報告書の内容は25日からのIPCC横浜会議で決まるため
この日は、第4次報告書と
国立環境研究所の最新調査結果からのお話でした。

温暖化の影響予測は、次の手順で行われています。
1) 社会や経済がどのような発展をするか4つのシナリオをつくる
2) シナリオを元に温室効果ガス(GHG)の排出量を推定する
3) GHG排出量と気候変動モデルから気温や降水量の変化を予測する
4) 将来の気候変化と影響評価モデルから将来の影響を予測する

これまでにも、温暖化が進めば
農業に影響が出るとか
南国の病気が日本にも広がるといった
影響が出ることは、言われてきました。

今回のポイントは、
たとえGHGの排出量を抑えることができたとしても
温暖化の影響によるリスクは残り
残されたリスクへの対応策は必要だ
ということです。


シンポジウムは、基調講演に続いて
「身近に感じる気候の変化」として
3人の発表がありました。

(1)霧多布(きりたっぷ)湿原ナショナルトラストの瓜田克也さん

北海道東部の浜中町では
以前ほど流氷が来なくなり
積雪量も減っています。

(質疑応答の際、肘岡さんから北海道でも冬に雨の降る地域では
雪が雨に変わって積雪量が減る傾向にあると解説がありました)

浜中町は、「日本の環境首都コンテスト」に参加していたことから
景観分野の審査をしていた私は
浜中町にかつてあった牧場の柵を住民と東京の企業が協力して
復元したという話をうかがっていたのです。

この日の瓜田さんの話から
牧場は湿原にあったこと
馬たちは、かつて漁港が未整備だった頃
コンブ漁のとき、船から降ろしたコンブを
遠浅の岸辺から陸地へ運ぶ役を担っていたこと
がわかりました。


つづく

閲覧数1,175 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/03/24 21:49
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