ここでクイズです。 次の3つのうち、地球温暖化の原因に 直接関係のあるのはどれでしょう。 1.エアコンの室外機 2.車の排気ガス 3.夏の日差しで熱くなった道路 夏の暑い日、エアコンを使えば 室外機からは温かい空気が放出されます。 室外機が百、二百、、、と密集している地域では 室外機から放出された温かい空気が 固まりとなって地域を覆うことになります。 しかし、隣まで数百メートルと離れている地域では 室外機から放出された温かい空気は 風に運ばれ 周囲の空気にまぎれて 消えてしまいます。 ということから エアコンの室外機は、 都会の夏を暑くするヒートアイランド現象の 原因なのです。 アスファルトの道路は土の道路よりも 夜間に冷えにくく 翌日、太陽に照らされてさらに熱くなります。 こうした蓄熱によって生じるのは ヒートアイランド現象です。 車の排気ガスに含まれる二酸化炭素(CO2)は 大気中にひろく拡散されます。 このため、都市からは遠く離れた ハワイで測定しても CO2濃度の上昇が観測されるのです。 アメリカ海洋大気局(NOAA)は今年(2014年)3月21日 ハワイのマウナロア観測所で測定した 大気中のCO2濃度が平均400ppm を超えた と、発表しています。 (CO2濃度400ppm は、爆発的気温上昇を防ぐための デッドラインと言われている数字です) このCO2が毛布のように地球をくるんでいることで 地球の平均気温は14℃に保たれています (温室効果)。 CO2がなくなれば、 地球の平均気温は-19℃とも言われています。 毛布が多いとくるまって人が暑くなるように CO2が増えると気温が上昇します。 ということから 答えは2です。 日本には今でも「温暖化はない」 「CO2は原因ではない」と言う人がいますが CO2濃度が平均400ppmを超えたことと アメリカで干ばつが起こっている (気候変動が起こっている)こととが つながっていると考えることの方が 自然ではないでしょうか。 |