この写真なんだと思いますか。 まだ青々とした野菜があります。 袋詰めのそばやうどんの生めんもあります。 トレーに入ってラップをかけられているのは 魚介類でしょうか。 白いパックは納豆ですね。 これは、家庭から出た手つかずの食品ごみ 100世帯3日分のごみから出てきたものです。 (2006年、京都市提供) ハンバーガー・チェーンやコンビニエンスストアから まだ食べられる食品がごみとなっていることは すでにお伝えしましたが まだ食べられる食品を捨てているのは 家庭もおなじだったのです。 京都市が家庭から出る生ごみを調べたところ 38%が食べ残し そのうちの22.2%が手つかずの食品でした。 どうして、手つかずの食品がごみとして捨てられているのでしょう。 賞味期限が切れたから? いえいえ、賞味期限が切れていたのは 全体の半分。 残りは、まだ期限が切れてはいませんでした。 そして賞味期限は、おいしさを保証する期限ですので 切れたからと言ってすぐに食べられなくなるものではありません。 京都市では、1世帯当たり1年間に約6万円もの食品が 手つかずの食品ごみとして捨てられていると 試算しています。 また、京都市では、これの処理に 1世帯当たり年間5000円かかっています。 つまり、各家庭、年に65000円も 無駄な出費をしていることになります。 京都大学名誉教授のごみ博士 高月紘先生によれば 食べ残しを含めると 国民一人当たり年に10万円の食べ物ごみを出しています。 これを全国民あわせると12兆円で これは国内の漁業・農業の生産額に匹敵します。 私たちは、つくった食べ物をそのまま捨てていることになります。 環境市民HPもご覧ください。 http://www.kankyoshimin.org/modules/blog/index.php?…ent_id=192 |