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2014年09月29日(月) 
Q:植物油脂原料の洗剤は環境にいいの?

植物油脂(パーム油)を原料にした洗剤が
「環境によい」と宣伝されるのは

・石油と違い、パーム油はくり返し生産できる
・植物由来なので、消費されるときに出るCO2はゼロと見なされる
ことによります。

しかしながら、パームヤシ・プランテーションの環境破壊は
まえにご紹介したとおりです。

・ジャングルを切り開くことで、人間由来の10%に相当する量のCO2が放出された
・農薬や肥料のために環境汚染が生じている

また、植物油脂を原料にしているにもかかわらず
ラウリル硫酸ナトリウムやこれに類する
石油由来と同じ界面活性剤をつくっている
メーカーがあります。

ラウリル硫酸ナトリウム系の界面活性剤は
LAS(直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム)に次ぐ
強い脱脂力があり
皮フに浸透します。

界面活性剤ですから
下水処理場への負荷も高く、
自然界に流出すれば
魚のエラを破壊します。

A:植物油脂原料でも環境や人体に良くないものがあります。
 成分表示をよくチェックしましょう。

おまけ:
パーム油原料の石けんというのも
あるのだよねぇ(ため息)

閲覧数1,478 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/09/29 11:58
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