Q:植物油脂原料の洗剤は環境にいいの? 植物油脂(パーム油)を原料にした洗剤が 「環境によい」と宣伝されるのは ・石油と違い、パーム油はくり返し生産できる ・植物由来なので、消費されるときに出るCO2はゼロと見なされる ことによります。 しかしながら、パームヤシ・プランテーションの環境破壊は まえにご紹介したとおりです。 ・ジャングルを切り開くことで、人間由来の10%に相当する量のCO2が放出された ・農薬や肥料のために環境汚染が生じている また、植物油脂を原料にしているにもかかわらず ラウリル硫酸ナトリウムやこれに類する 石油由来と同じ界面活性剤をつくっている メーカーがあります。 ラウリル硫酸ナトリウム系の界面活性剤は LAS(直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム)に次ぐ 強い脱脂力があり 皮フに浸透します。 界面活性剤ですから 下水処理場への負荷も高く、 自然界に流出すれば 魚のエラを破壊します。 A:植物油脂原料でも環境や人体に良くないものがあります。 成分表示をよくチェックしましょう。 おまけ: パーム油原料の石けんというのも あるのだよねぇ(ため息) |