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2014年10月13日(月) 
「旬の野菜」と言えば、季節の野菜
その野菜が一番出回る時季のものを言いますが

言葉本来の「旬」とは
「味の一番良いとき」(『新選国語辞典』)のことです。

「あの芸人さんは今が旬だね」と言えば
その芸人さんが売れに売れて
どの番組でもおもしろい話術やさえた芸を見せてくれていることを言います。

ですから野菜についても
「旬」はその野菜が一番充実している時季、
だから味が一番おいしくて、栄養価も高い
と言えるでしょう。

第2章で見たように
旬(夏)のトマトは冬の2倍のビタミンCを含んでいます。

「トマトは栄養があると思っていたのに
冬に食べると栄養が少なくて
エネルギー消費が多いなんて
それじゃ一体どうしたらいいの?」

と、悩んでいるお母さん
だいじょうぶです。

ホウレンソウは冬が旬です。

日本には季節ごとに旬の野菜があるため
同じ野菜を一年中食べる必要がないのです。
値段だって、旬の時季に買った方が
安くなります。

(数がたくさん出ると値段が下がる
 経済の需要と供給の関係ですね)

ところが
東京卸売市場でのトマトの出荷量と値段の関係(2013年)を調べていて
出荷量のピークが5月8月の2回もあったのです。
トマトの旬は夏のはずなのですが、どうしてでしょう。

2章でも紹介した堀さんのグラフをもう一度見てみましょう。
ハウス栽培のなかった1970年、
トマトの出荷量のピークは7月でした。

ハウス栽培が増えるにつれて
ピークの山が崩されて
一年を通して平均化されていきます

「一番多く出荷されるときは値段が安くてもうからないから避けたい」
と思うのは人情です。
5月と8月のピークは、かつてのピーク7月を避けてつくられた
人工的なものと言えそうです。

閲覧数4,515 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/10/13 11:30
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