南信州の風土、暮らしや文化を、訪れた人が地域の人たちと交流するなかで体験し、学ぶ取り組みが始まっています。 飯田に出かけた機会に、「愉快な仲間たち」事務局長の木下利春さんに案内していただきました。 * * * 飯田市街地から車で1時間近く揺られた山の斜面に、拠点施設「古民家 遠山郷なかだち」があります。昭和初期につくられた木造民家で、近所に2軒しかないなかで地域の人たちがお世話をされています。 囲炉裏端で、名物の猪鍋(柔らかくて臭みのないイノブタ肉をみそ味で調理)や、こんにゃく・いも・豆腐などの郷土料理をつつきながら、木下さんから「愉快な仲間たち」のいきさつや、飯田市の環境行政や公民館活動のことなどをうかがっていると、あっというまに日付がかわっていました。 翌朝はあいにくの雨でしたが、それでもこの家がかなりの急斜面につくられていることがわかりました。 |