霜月祭は遠山郷で旧暦11月各集落で行われているお祭り。一晩中、お神楽や舞いを奉納し、沸騰させた湯の表面を素手で切る「湯立て神事」が行われています。 古民家「遠山郷なかだち」を管理されている、近所の食堂「宮の腰亭」の滝浪政司さんも祭りの顔役です。 奥さんも衣装縫いを担当されています。 そんなことから、食堂での朝食のあとビデオでお祭りを鑑賞しました。撮影は、地元のテレビ局にニュース映像を提供されている方、とのこと。 一晩かかるお祭りですから、ダイジェストで見ても1時間以上かかりました。ここまでかかると体験したと言ってもいいほど。 画面の中の滝浪さんも、烏帽子直垂の古式ゆかしい衣装で、祭りの世話役をされていました。 * 古民家で出されるしし鍋は「宮の腰亭」で調理されていますが、鍋に使われているイノブタもまた滝浪さんのところで飼育されています。 山でつかまえたイノシシと黒豚をかけ合わせて生まれるイノブタ。エサには飯田でつくられたリンゴ(傷などで商品価値のないもの)が与えられていました。おかげで昨晩いただいた鍋の肉は臭みもなく、やわらかい歯ごたえでした。 他にも、鹿、ヤギ、鶏、山ウサギなどが飼育されていました。 それにしても、駐車場のところにおいてあったベンチは、いったい何に使うのだろう。 |