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2010年03月14日(日) 
四十年以上前のことだからもう「時効」かと思うけれど、土佐での酒にまつわることを二つ思い出した。中学生の頃何か友人のところで祝い事があり、四人ほどが集まり友人の家で「飲み会」をやろうということになった。中学生のことなので当然お茶かジュースでお菓子を持ち寄ってワイワイ、ということだったと思うけれども。さあ始めようというとき、その家の友人の親父さんが出てきて「おう、よう来た。ちょっとまっちょりや」と言って、しばらくするとその親父さんなんと日本酒の一升瓶を持ってきて私たちの前の机の上にドンと置いた。私たちもそれには面食らって顔を見合わせて「ショウさばけちゅうのう」と言ってそれを飲んだかどうか、いまや覚えていない。親がそんなことを、と驚いたが、それもありか、と思ったことを思い出す。もうひとつ。高校も終わり頃、受験も近づいているけれどいまさらじたばたしてもしょうがない、「ちくと飲みに行かんかよ」と友人と連れ立って街の居酒屋に行った。「一応」高校生なので当時はなかった「ウーロン茶」でも飲もうと思ったかもしれないが、それもいまや覚えていない。その居酒屋は、鯨の凍った刺身を出すので知られた店で、それはたしか「南極」とかいう品書きだったと思うけれど、これもよく覚えてはいない。友人とその店に、すばやく入り二階に上ろうとしたところ、もう一人の友人が「コンチワー」と大声で誰かに挨拶をして二階に駆け上がった。上ったところで「誰だ」と聞くと、「ウン、書道のK先生」と友人は言った。わが校のK先生はたしか「オゥ」とは応えたけれどそれ以上は何も言わず、酒を飲み続けていた、と思う。時代は変わり、その地が酒に対する心構えを変えたかどうか、寡聞にして知らない。もし、いま後輩の子ども達が同じようにそんなことしよったら「まっとうな」大人としては、許さんぜよ。
閲覧数1,877 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2010/03/14 23:22
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