この土日、父の故郷・長野県上田市に初見参。 いわずとしれた真田一族の本拠地である。 だが、今回は真田様のゆかりの地はなかなかいけず。。 真田太平記(by池波正太郎)ファンとしては大変残念でありました。 駆け足だった二日間のうち、 強烈な出会いは 上田市郊外にある小さな美術館「無言館」 http://www.kk.iij4u.or.jp/~sjmatsu/mugonkan/mugonkan.html 反戦がどうとか、はまったく感じなかった。 創造力を発揮することが生きる喜びである芸術家が、 「人を殺せ」という矛盾したミッションを与えられ、 その矛盾や恐怖と格闘した末に命を失う切なさに ただもう言葉がない。 20代と30代前半のアーチストの卵たち。 アートが金になるという21世紀の今の時代に、 まったく異議はないけれど 金にならない創造にも 無名の人間のあがきにも 人を感動させる「力」は存在する。 それはたぶん 金には換算できないけれど 時を越えて人を揺り動かす。 さらにいうと この無言館を企画し、つくり、発信し続けている館長・窪島誠一郎氏の情熱に、 わたし自身はかなりヤラレた。 無名のクリエーターの尊厳を守ろうとする意思。 創造力を妨げるものへの静かだが確固たる抵抗。 年齢ぢゃないね。 すごい人はそこここにいる。 なにかを創ろうとする人は 一度行く価値があるとおもいまふ。 ちゃんとした公式サイトがないのが残念だ! |