「原子力災害対策指針(改定原案)」に対する意見>原子力規制委員会 「UPZ」「PAZ」という意味不明の略号を使っていること自体、 原子力規制委員会が自分たちを特別な存在とうぬぼれているか、 一般の人に解らせたくないと思っているかの証拠ではないだろうか (初出に注釈がないことはかなり問題)。 このような略号でおじいさんおばあさんは理解するだろうか。 それどころか関心すら示さないのではないか。 おじいさんおばあさんが関心を持たないことには、 地方議会の議員さんも関心を持たない。 首長や自治体職員は立場上理解しようとはするだろうが、 彼らとて高齢化が進んでおり、理解するのは容易ではないだろう。 これでは、どこまで具体的で実効性のある避難計画が策定できるのか、 たいへん疑わしい。 たとえできたとしても、首長や自治体職員までもが 「UPZ」「PAZ」を使ってしまい、 住民にはまったく伝わらないことになる。 典型的な「絵に描いた餅」ができるのは間違いなく、 こんなことに予算と時間を費やすのはムダというものだ。 そのようなお金があるのならば、廃炉費用に当ててもらいたい。 そうでなくても国も、地方公共団体も財政は火の車なのだから。 「PAZ」Precautionary Action Zoneは 「事前警戒行動地域」と訳されるもので 「予防的防護措置を準備する区域」では かなりニュアンスが異なる。 追伸、福島の原発事故は終わっていないぞ。 注:「UPZ」Urgent Protective Action Planning Zone (緊急時防護措置を準備する区域) |