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2014年07月07日(月) 
東京国際ブックフェア専門セミナー(1)

「知の巨人」が読み解く出版の現在、過去、そして未来
立花隆
7月2日、東京ビッグサイト会議場


従来考えられた「本を読む理由」
・情報がほしい
・暇つぶし(エンタメ)

こうしたニーズは
本以外のツール(ネットやゲーム)に
とってかわられてきている。


これから1,2年のうちに
全国の小学校に電子端末が配布される。

小学校ではすでにインターネットを使った
「調べる教育」が行われており
電子端末はその延長。

(キンドルはアダルト・コンテンツで売り上げを伸ばした)

一方、
浮世絵の質感がわかる大型書籍
CGユング直筆・本人の手によるイラスト掲載
は、手にしたときの質感が
電子書籍では再現できない。

こうした稀覯本は生き残る。

(画面には春画が大写しにされていた)


世代から世代へと伝えていくのは紙の本。


本は読む者の心を耕す→教養
本を読むことで、情報処理能力が身に付く

反対に、本を読まないことで脳の劣化が起きる。
今後、本を読む人読まない人での階層分化が起こるだろう。


所感
今後、情報本は電子書籍に移行し
ファンの所有欲を満足させるもの
後世に伝えていくものは紙の書籍として残る
(紙と電子の棲み分けが起こる)
というのが立花隆の見解のようだ。

環境問題の電子書籍をつくるにあたって
小学生にうったえる電子書籍の画面づくりが
重要になってくる
というヒントもいただいた。

閲覧数1,254 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/07/07 11:47
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