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2015年08月01日(土) 

この前の西野流の帰りの電車の中での出来事。

 

右端から2番目の席に座った。

端の席が空いて親子4人連れが乗って来て、お父さんと妹ちゃんが座った。

 

彼女は2歳に未だならない感じだった。

 

向かいの席が空いていたので、お父さんに「私、前の席に行きましょうか?」

と訊いた。

 

すると、お父さんは、「大丈夫です。二人は座らないので」と答えた。

 

お父さんが言った通り、お兄ちゃんはお母さんに抱きかかえられて、運転席の後ろから運転や景色を見ていた。

 

お父さんに抱っこされている女の子の小さな足が、目を瞑っている私の腿に当たって、私は内心嬉しかった。

 

女の子が何回も小さな足をバンバンと動かして、私の腿に当たっていた。

 

お父さんが、「すみません」と私に謝った。

 

私は、「いいえ全然大丈夫ですよ。むしろ嬉しいんです。可愛いですね!」と答えた。

 

そして又目を瞑っていると、私に認められたと知った女の子は、遠慮が無くなって、動作が激しくなった。そしてある時からピタッと止まった。

 

あれっどうしたんだろうと思って目を開けると、お父さんが私に気を使って、女の子の小さな足が私に届かない様に、席の前方へ浅く座っていた。

 

私は横の席が空いていたのに気がついたので、「隣に移りますね」と言って、移動した。

 

次の駅で二人は立ち上がって、お父さんからお礼を言われたので、お父さんにいえいえと手を振り、女の子にバイバイと手を振った。

 

するとその小さな女の子がバイバイと手を振り返してくれた!

 

えっこんな短時間で、そんなに懐いてくれたのと驚いた。

 

同時期に降りたおじいさんが、なんでこの女の子がこの人に手を振っているのと私の方を笑顔で見ていた。

 

その一瞬の光景が、一枚の写真の様に、脳裏に焼き付いた。

 

一緒に降りて、女の子においでって言ったら、抱っこさせてくれたかな?

 

とても優しい気持ちにさせてくれた時間だった。

 

 

その1も良かったらどうぞ。


閲覧数2,195 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2015/08/01 22:30
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