銀座ガスライトのバーテンダー井口法之さんが電話をくれて、先日プエルトリコであった世界バーテンダー大会の総合三位入賞祝勝会を四谷でするというので出席した。数十人の「内輪」の会ということだが、何十年ぶりの「快挙」とのことで、出席者たちは自分のことのように喜んでいた。大会のビデオも流されていて、参加五十数カ国の「勝ち負け」も国名で唱えられ、さながら「オリンピック」のようで、井口さん本人も「銅メダル」で終わったことが「残念」と言っていて、まだまだこの「戦い」に意欲満々だった。出品したカクテル「Majesty(威厳、荘厳)」も出してくれて、この「大きい」名前のカクテルの味は、「丸み」を持っていて、舌の上からのど元にも「とろーり」と続いてゆくような「甘み」があり、「世界大会」を意識した「戦略」を感じた、のは少々大げさかも知れない。私としては、少し落ち着いたら、予てからの彼の「逸品」である「ニューヨーク」を味わいに、横浜から「遠い」銀座にまで足を伸ばす機会を見つけたいと思っている。
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