22日夕、小田原にいったときに時間調整のため新幹線口(西口)のカフェへ。 スターバックスと箱根ベーカリーのカフェが向かい合っている。 やっぱり地元よね!と、迷わず箱根ベーカリーへ。 箱根湯本ホテルにある天然酵母仕込みのおいしいクロワッサンで有名な店の支店とのこと。 http://www.hakone-yumotohotel.com/bakery/bakery_index.html 本店に行ったことはないが、この小田原店で「赤ワインとゴルゴンゾーラのパン」を買ってからファンに。 小さな駅ナカ店であるが、黒を基調にした看板がシックでおしゃれである。 カフェに入ると、「ローズマリーとオリーブオイルだけのピザ」とビールのセットがあって、心惹かれたが我慢して、アイスカフェオレ。 支払いをしようとしたら、お金を入れる「お皿」が美しい箱根寄木細工であった。 いいなあ、こういう細かい気遣い。 小田原・箱根に来たなあ、という気持ちになるではないか。 と、この話を焚き火ナイトで友にしたら「その箱根ベーカリー小田原店と向かいの手打ち蕎麦の店・暁庵(http://www.hakone-yumotohotel.com/bakery/an_index.html ) はいずれも水戸岡さんというひとが店舗デザインをしたんだよ」と教えてくれた。 をを。 「水戸岡さんて、水戸岡鋭治さんですか?」と聞き返すワタクシ。 水戸岡鋭治さん http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E6%88%B8%E5%…D%E6%B2%BB http://www.tansei.net/kikanshi/no23/design/design.htm http://www.shinko-okayama.jp/region/34/kiji_4.html 有名なのは、特急つばめをはじめとするJR九州の車両デザインの仕事ではないだろうか。 横浜がらみでは、1997年にオープンした横浜みなとみらい21「クイーンズスクエア」設計デザインを担当している。 (おお、もう10年経つのか…) わたしはクイーンズスクエアオープン時、経済部にいて水戸岡さんを取材したことがある。 まちづくり、都市計画におけるデザイン、公共のデザインについてとても熱心に語る方であった。 「道の一本だって、街全体のデザインのなかで考えなければ、意味のある、まちのひとたちからよろこばれる道路にはならないのです」と話した言葉がとても新鮮に響いて、いまだにときどき思い返す。 で、箱根ベーカリー。 寄木細工のお皿をさりげなく使う演出、細部にまで、というか、細部にこそ、もてなしの心と地域のアイデンンティティを込める意匠は、いわれてみれば水戸岡さんの仕事だ、と思う。 クイーンズスクエア10周年だし、理由をこじつけてもお話をききたいなぁ。 うれしい偶然。 スタバも好きだが、小田原で降りたら、箱根ベーカリーです。 |