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2008年01月28日(月) 
つい最近のことだと思っていたのに、もう三十年近くも前のことになるのだと思ったTV番組のひとつに、カール・セーガンが創り自らも出演していた「コスモス」がある。その頃テレビは、ハイビジョンでもデジタルでもなかったが、その映像を観たときは衝撃的で、私たちにとって「宇宙の広がり」は頭の上をはるか遠くまで想像するのと同様に、自分の身体の中の微細な細胞の「果て」にも「宇宙」が広がっているのだということを教えられた。セーガンは、主にこの宇宙には人間以外の生物が必ず存在するということを、その後の映画にもなった「コンタクト」でも言いたかった、のだと思うけれども、私にとってはそのときに観た映像から触発された、「身体の中の宇宙」を考えるということのほうが何よりも発想を「逆立ち」させられて、今でも忘れない。考えてみれば、エイズや癌のウィルスもその宇宙の「異」生物であって、映画「未知との遭遇」や「E.T.」で出逢った生物たちとは異なり、決して仲良くはなりたくないし逢いたくもない「異」生物たちなのだが、セーガンが求めた「宇宙人」はどんな顔かたちをしているものだったのだろうか、と思う。また、人の身体と同様に、宇宙に目を向けるのもいいが、私たちには目の前に広がる「海」の「未知」を知ることという大きい課題が残されている。少なくとも努力次第では「海」の底に潜む「宇宙人」に出逢う方が、私たちには「早い」ような気がするのだけれども、反面想像を逞しうすれば「人間」としては、逢う必要はないのかも知れないとも思う。海は、それほど「未知」の世界には違いない。
閲覧数4,684 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2008/01/28 00:30
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2008/02/01 14:27
    gaudiさん
    なかなか深いですね。
    確かに宇宙は空に広がっているだけではなく、いろんなところにありますよね。
    体の中にも宇宙があるというのは興味深いです^^
    次項有
  • 2008/02/01 14:47
    この身体は、大きい宇宙と小さい宇宙の間に浮かんで、「漂っているような」気がします。
    次項有
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