国連食糧農業機関(FAO)によれば 世界には8 億4,200 万人、 日本の人口の6.6 倍も 食べるものに困っている人たちがいます。 (2011-13年) 35人学級にたとえると クラスに4 人は食べるものに困っていることになります。 その一方で、日本では国民一人当たり 毎年10万円以上もの食べ物がごみが出て その中には手つかずの食品も含まれています。 月に1回、昼食を抜いて、 その分のお金を途上国に寄付している人がいます。 ランチの料金に20円を上乗せして 途上国の給食を支援している レストランもあります。 それでも余った食料を 直接途上国に届けることはできません。 世界では年間22.2 億トン(2009 年)の穀物が生産されていて これを世界中の70 億人に等しく配ると 1人1日当たり0.87 kg食べることができるはずです。 (ちなみにわが家(山田の家)では 毎月5 kgのお米を2 人で消費しています。 1人1日当たり0.87 kgは、かなり余裕のある数字です) それにもかかわらず8 億4,200 万人もの人たちが 食料に困っているのはなぜでしょう。 食料もまた、商品。 買うにはお金が必要だからです。 |