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2009年07月20日(月) 
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上記ブログに書いたことが実現することになった。
http://mediken.blogspot.com/
http://www.hamakei.com/headline/4176/

わたしは、新聞社に勤務している。

わたしがとりあえず現在の職を続けいるかぎり、大切にしていくであろう本に
「シビックジャーナリズムの挑戦 コミュニティとつながる米国の地方紙」(寺島英弥 日本評論社)がある。

寺島さんはこの本で「政治家同士、政党同士、どっちが勝った/負けた」に焦点を当てた政治報道を「勝ち馬ジャーナリズム」と紹介していた。

この表現には同感していて、高校野球の戦評が書ければ、選挙の「勝ち負け」の短評も書ける、とわたしは思っている。

けれど、野球と異なるのは、勝敗が決したときがゲームセットではないということだ。

「勝負が決した直後から、勝ち残ったチームを、観客自らが(本来は)チェックし続けなくてはいけない」という点が、スポーツとは異なる。

観客(有権者)がチェックしていくときに役立つ情報を新聞はどれだけ出せているかと問うと、心もとない。

選挙の時に言っていたことと、当選後の政治活動でやっていることの乖離について、どれだけ判断材料を提供できているのか?
いないとしたら、これからどうすればよいのか?
常々、そんなことがアタマに渦巻いていた。

オバマ米大統領の誕生に、情報コミュニケーション技術が活用されたことを知った。
彼の主張・行動が、映像、テキスト、音声で多様に流されたことが、多くの人の政策への理解を深め、現実の政治行動へ促したことを、今回ゲストで来ていただく東京新聞・経済部記者池尾伸一さんの著作で知った。
わたしが注目したのは、オバマ大統領陣営が発表する素材だけでなく、支持者自身が、自らの撮影した「お持ちより」素材をさまざまなソーシャルメディアにアップするようになった変化。

国が公職選挙法による候補者の発信を妨げたとしても、目撃者である一般市民(と思われる人々)による情報発信を妨げることは事実上不可能だろう。

(口コミマーケティングみたいなものか?)

また、なりすましやゴーストライターの懸念はあるとしても政治家自身からの情報アップロードも、非日常である選挙時以外は自由なわけだから、ITツールを使える人は、より自分や活動について知ってもらう機会が増える。


何が正しいのか、誰が情報を出しているのか(匿名/実名含む)、どのような意図で出しているのか?を見極めていくことがよりいっそう大切だと断った上で、

こうした変化を私自身は歓迎している。

24日夜は、自分自身が話をきいてみたいひとをみんな集めたと思う。

関心のあるかたはぜひお運びください。
また、こんなことを聞きたいという声も募集中です。




閲覧数4,833 カテゴリ日記 コメント1 投稿日時2009/07/20 01:48
公開範囲外部公開
コメント(1)
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  • 2009/07/27 04:07
    itamiさん
    お疲れ様でした。
    ITにも政治にも疎い私でもわかりやすくかつ好奇心をそそられるような内容で、大変面白かったです。
    今個人でもネットを使って情報を受発信できるようになっており、マスメディアの一方的な情報を受け取る側に甘んじてる場合じゃないんだということの面白さと重みを感じるとともに、
    地方議員さんの話を直接聞いて、マスメディアで言われる政治家のステロタイプとも違うもんだなーという感想を持ちました。(もちろん国政レベルとまた話が違うんでしょうけど、でも政治家像というのもいつしか自分の中に刷り込まれてるもんだなーと思ったもので・。)

    さらに突っ込んで欲しかった部分は、
    お勉強なしで武器(ITによる新しいメディア)をもたされるようになる個人が、
    どうやって今後情報の海の中で判断していけばいいのかという部分ですよねー。
    自分で決断し発信してるつもりが、
    いつのまにか情報操作され、踊らされてるのではないか。
    それを回避するためにどうしたらいいのか。
    自分で情報発信できるようになるが故に
    責任をもたなくてはいけないようになるが故に
    そこをもっと知りたいと思いましたし、
    池尾さんに突っ込んで聞きたかったかな。


    例えば・・(しつこくてすみません)
    ①ザ・選挙の仕組みとしては公平性に留意したつくりにされてると思うのですが、
    母体であるインターネット新聞JANJAN(市民記者制をとる新しい媒体)の経営は親会社のソフト会社の公告収入が100%のようです。(Wikiによると・・)
    そういうメディアというのはなんらかの情報操作が入らないと言い切れるのか?

    ②市議の方3人がおられたが、みなさんプロフィール上は無所属となっていたが、
    一人の方は正直に自民系とおっしゃっておられた。
    無所属といっても様々なんだが、その辺はどうやって見抜いていけばいいのか・。

    今思いつくのはそんなところです。
    今後はそういう「情報の読み取り方」(メディアリテラシーというのでしたっけ?)も教育の重要な課題になるのではないかと思いました。
    (学校の先生とかに今回の内容聞いてほしかったな~)

    しかしやりたいと思うことをちゃんと実現し、
    人を呼んでこられるあなたはすごいなーと
    思いました。尊敬です。
    次項有
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