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2010年01月16日(土) 

218. 「 自己統制 」 と 「 7つのキーポイント 」

http://sns.yokohama150.jp/blog/blog.php?key=23101

 

を書いた。

 

 

 

 

 

10年ぐらい前に、次のような自閉症の生徒がいた。 

「 自閉症教育の7つのキーポイント アセスメント 」 でアセスメントすると、

 

他のキーポイントが、ほとんど、3段階なのに、

キーポイントの⑤、つまり、

 

 > ⑤自ら何かを伝えようとする意欲と個に応じた形態を用いて表出する力
 > <表出性のコミュニケーション>

 

1段階で、落ち込んでいる。 

 

 

発語は、教師が聞いても、ほとんど聞き取れないが、

リーダーの教師の横で、

「体育 始めます」 などの手話サインをすることができる。

 

しかし、自分から、教師に何かを伝えようとすることが全くない。

 

つまり、 「7つのキーポイント アセスメント 」 の

 

 > ⑤自ら何かを伝えようとする意欲と個に応じた形態を用いて表出する力
 > <表出性のコミュニケーション>

    1段階 「 どうしても欲しいものがある時など,どんな形であれ,人に何かを

         伝えようとすることができる 」

 

ができないのだから、

 

さらに上の段階である

 

 > ⑤自ら何かを伝えようとする意欲と個に応じた形態を用いて表出する力
 > <表出性のコミュニケーション>

    3段階 「 困った時に,他人に対して,援助を受けたいと伝えることができる 」

 

ができるわけはない。

 

だから、友達の泣き声が聞こえると、自分のおでこを叩いて自傷をする。

 

「 コミュニケーション 」 の力が育っていれば、

( 教室の外に出させてください ) とか、 ( イヤーマフをつけさせてください) と

教師に伝えられれば済むはずのところだ。

 

もちろん、 「 何も言わずに、教室から出て行く 」 とか、

       「 何も言わずに、イヤーマフをつける 」 という方法もありなわけだが、

それすら、しない。

 

つまり、 「 指示されなければ、何もしない 」 でボーッ としていることも

 ( 指の爪を噛んだり、指の皮をむいたり… )

何年もの間に学習してしまっている。

 

「 友達の泣き声 」 が気にならないぐらいの 「 自己統制 」 の力をつけることも必要である。

 


閲覧数2,314 カテゴリ障がいと教育 投稿日時2010/01/16 17:53
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Rimbaudさん
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「教育」と「障がい、学校、家庭」について、「原理・原則」が見つけら…
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