福島県いわき市で復興事業に取り組んでいる、いわきおてんとSUN企業組合を1月23日たずねました。
代表の吉田恵美子さんは、もともと、ザ・ピープルという 服のリユース・リサイクル活動をされていました。 東日本震災で支援物資として服を届けたことで 避難所の現実を目の当たりにし いわき市社会福祉協議会小名浜支部を立ち上げることになります。
東京のNPOの復興支援車座討論会に参加したことから おなじいわき市で活動していたバイオマスや自然エネルギーの人たちに出会い いわきおてんとSUN企業組合を始めることになります。
おてんとSUNの事業は大きく3つ。
・オーガニックコットンの商品開発 ・太陽光発電事業 ・エコツアー
・オーガニックコットン
在来種の茶綿をいわき市ととなりの広野町の耕作放棄地で栽培しています。 (作業はザ・ピープルのボランティアと首都圏からのボランティアが担当)
おてんとSUNでは、この綿を使った商品の企画開発を行っています。
・太陽光発電 太陽光発電は、いわき市北部の小川町の山の斜面に49kWの発電設備がつくられています。 一部はソーラーシェアリングで、どのような作物と共存できるか 試験栽培が行われています。
事務所にも太陽光パネルがあり、電力会社に頼らない 独立電源の実証実験も計画されています。
発電車では、太陽光、風力、バイオマス(廃食油)発電ができます。 スピーカー搭載で、自然エネルギーによるコンサートもできます。
放送局の放送車を改造してつくられています。
・エコツアー こうした事業と震災体験を伝えています。 担当している若者は、以前は原発で働いていました。
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