という訳で(←どういう訳だ)JAM2024で購入した、グラハム製の クラス08型ディーゼル機関車のレビューをしようと思う。 言わずと知れた、イギリスの鉄道における入換用ディーゼル機関車の 決定版ともいえる機種である。 全体的にモールドやレタリングが多く見られ、サイドパネルや通気口も細かい。 ロッド回りに関して、クランク部分はプラ製だが、ロッド自体は以前購入した マラード号と違い金属製。黄色の色差しが良い感じである。 また、この個体は”スペクター”という名称があり、側面に記されているが、 名札は別パーツやモールドではなく、レタリングによるものだった。 裏側。集電板は全部の動輪に接しており、フランジの裏に隠れている。 ただ、車輪のかなり下の方に接している為、ポイントとか踏切を通過する時に 引っ掛かったりしないかちょっと不安である。 また、砂蒔き管がかなり細い為、うっかり折らないようにしなければと思った。 前後左右。08型はボディが左右で微妙に非対称になっているが、そこの違いも キッチリ再現されている。が、一つ気になるのはこのレタリングである。 08型はイギリス国鉄が1952年から1962年にかけて製造した機関車の為、 LMSのレタリングをしているとなると、この個体は厳密には08型ではなく、 08型のベース機となったLMSのクラス11なのでは?という疑念ががが。一応ケースには class08と書かれてはいるし、ディティールも異なるようだが・・・?;
・・・ところで、先述の通り、うちには既にGWRの5700classが居るが、 5700と08の組み合わせと言えば・・・。 「サー・トッパム・ハットは、僕は知らない事が多いって思ってるようだけど、 じつは大間違いさ。ディーゼル機関車ってのは、何でも知ってるんだ。 操車場へ出かけていって、そこをかいぜんするのさ。何しろ、ディーゼル機関車は かくめいてきなんだからね。」 「へぇ。まぁ、いいや。君がそのかく何とかなら、僕がゴードンの客車を 揃えている間に、貨車を集めておいてくれるだろうね。」
ーーー汽車のえほん13巻第二話”ディーゼル機関車 ディーゼル”より。
意図していなかったが、今回08型を購入したことにより、この因縁の並びが 実現できてしまったのである。 全長とホイールベースを比較すると、どちらも08の方が短く、曲線通過は5700より 容易に出来そうな感じである。 我が家の最古参、河合君と並べてみる。実を言うと、スケールモデルのディーゼル機関車は これまで河合君以来一台も来ておらず、これが二台目である。ディティールやモールドの 精密さはもはや比較するまでもない位の差である。が、この二台には意外な共通点があり、 共に元々はバックマン製品なのである。 とりあえずこれで08型のレビューは終了。走らせてみると、いかにも ゴロゴロとした感じの走りであり、どっしりとしたような印象を受ける。 但し、FWが付いていないので、発進時は若干動きが渋い感じがした。 低速は若干苦手なようである。 とはいえ、河合君と違ってスピードがそこそこ出る為、貸レに連れて行っても 問題なさそうである。
・・・入換機とは言え、この手の工事列車も結構似合いそうである。 |