とりあえず車体の大まかな形だけは出来たシティクラス(タイプ)。 ここからどう動かすかが目下一番の課題なわけでありまして。 前述の通り、動輪は半田が付かなくてゴム系接着剤で付けてしまって いるので動輪からの集電は無理なわけでありまして。 もう台車とテンダーから集電するしかないよね。 という事で、集電機能を備えた台車の製作。まずは図面を転写して フレーム部分を切り出し、端材で軸受けを製作。今回は名電1号とは違い、 集電板の軸受けが来るため、軸受け接着前にフレームに集電板用の 穴を開け、その上から軸受けを接着した。 フレームを支える為の台枠(で良いんだよな?;)を切り出し。一体構造で切り出した後、 フレームを接着し、裏から角材で補強。そのうえで集電板を端材で固定した。 因みにこの集電板は本来はGMの新動力用のもの。 角材を貼り合わせてカプラー受けを作り、そこにポポンのカプラーポケットを接着。 車輪の軸ギリギリの位置までカプラーポケットを引っ込めたため、何とかランボードから はみ出すことなく収められた。 で、肝心の集電だが、ボイラー内に収めたモーターからコードを伸ばし、その先端に カプラー用のスプリングを括り付け、それを集電板に差し込む構造とした。 こうすれば台車とボディーを繋ぐ為のドローバーを通しても後から再接合でき、 モーターが壊れた時でもスプリングとコードをモーターから外して移植してやれば 再生可能となる。(←完成前から既に壊れる事前提) スプリングを台車の集電板に接続した状態で一旦様子見。動作確認をしてみた所、 まぁ動画の通りで、前進に関しては比較的良好な結果になった。 今回のシティクラス(タイプ)は、ウォームの位置がモーターより後ろに付いており、 前進の際はウォームが手前にギアを引き込む方向に回転する為、ウォームの浮きが 発生せずにがっちりとギアを掴んでくれるのだが、後退の際は当然ながら ウォームがギアを押し出す方向に回転するため、ウォームの浮きが生じやすく、 ほんのちょっとギアに抵抗がかかっただけでウォームがギアから浮き上がり、 ちゃんとギアを咬まずにスリップしてしまうようである。 つまる所、ウォームの固定がちゃんと出来ていないらしい。 これに関しては追々何か考えて修正するとして、とりあえず自走するようには なってくれたからよかったわ。これだけでも大きな成果だと思いたい・・・;
以下おまけ。機関車部分の全体像が見えたので、C56と大きさを比較したところ、 機関車部分の全長がC56と殆ど変わらんことが判明。 GMのシャーシ使ってる関係で全長少し詰めてるとはいえ(記事の頭から『タイプ』と 釘打ってるのはこの為)、まさかこんなに小さいサイズに仕上がるとは。 目っ立たねぇぞ~これ。でもその割に目立ってほしくないボイラーの太さが目立つ。 お遊びでC56のテンダーを付けてみる。ランボード位置もあまり変わらんというね。 テンダーはネス様作の廃車テンダーを参考に、C56の物よりも一回り程大きくはなるが、 果たしてそれでどこまでバランス補正ができるか。ってか、機関車部分が自走して 安心してたけど、よくよく考えたらテンダーとそこからの集電がまだ残ってたんだった。 シャーシ経由でモーターに回そうかと考えてるが、スペースに余裕がない・・・;
改めて、この小ささでよく1900年代のど頭に160㎞/h近くで走ったよな、と・・・。 |