前の記事でとりあえずランボードまでは出来た事を報告したが、 ここからが色々あれなんだよなぁ・・・。 グダグダ言ってても始まらないので、とりあえず構想を形にする。 モーターを収めるためのモーター台座兼内ボイラー(とでも言うのか?)を製作。 直径10㎜に切り出した円形を少し加工し、モーターの形状にして穴を開けた。 これを支柱とし、モーターがフレないようにカバー部の紙を巻き付け固定し、 そのうえで端材で補強。この端材でモーターの前後のフレを抑えている。 『内ボイラー』と表記している件だが、今回の構想ではモーターをボイラー内に収める 心算でいる為、モーターがぶっ壊れたときに交換できるよう、ボイラーを上下に分割 できるようにしようとしている為であり、この上に外装を被せようとしているのである。 普通だったらこんな変な構造しないと思うのだが、何でこんな構造になっているのかは 後ほど説明する。 煙室下の蒸気管(ボイラー支柱)を作る。これの真ん中あたりがくびれている為、 見ての通りクワガタの頭のような形になる訳で、切り出しにかなり難儀。 同じものをもう一つ作り、端材で支柱を作ってランボードに固定。この時にボイラー 支柱の内側にモーターのコードを通すための穴を開け、内ボイラーにも同じ加工を施す。 で、一番右の内ボイラーを搭載した写真、ある事にお気づき頂けるだろうか。 ボイラー下が抜けてんすよ。 大抵の英国蒸機はボイラーがランボード上に固定されているのだが、この年代の 機関車の一部はこの通り内側シリンダーへの給油や点検のためにボイラーが 浮いている。これを表現しつつモーター交換に対応する為、内ボイラーと外ボイラーの 二層構造という面倒くさい手法を取らざるを得なかったのである・・・; 動輪直径が図面より小さくなった関係で、当然ながらスプラッシャーの大きさも変更。 大体目測の現物合わせで切り出した。 キャブの部分を作る。補強材が貼れない為、強度を考えて一体構造で切り出した後、 現物合わせで屋根を貼り付け。実機は屋根裏に補強はないのだが、そこまで目立つ 位置ではないし、やらないと屋根の丸みを維持できない為、屋根裏に補強を入れた。 ベルペア式火室もキャブと同様一体構造で切り出し、スプラッシャーの逃がしの 切り欠きを設けた。火室にウエイトを言入れようと思っているが、実際に組んでみると、 動輪とウォームが来る関係で意外とスペースが少ないことが判明・・・。 外ボイラー・・・の内側、つまりボイラー骨材を内ボイラーと同じ要領で製作。 瞬着流し込んで固めたら内ボイラーとの合いがかなりキツイ。 一旦仮組みして様子を見る。外ボイラーの外装がまだない為、パッと見ちょっと キャノン砲か何かがのっかってるように見える。 紙を丸めた後、外ボイラーと内ボイラーに被せるための切り欠きを設けた。外ボイラー 骨材にボイラーの丸みを維持するためのスペーサーを咬ませ、外ボイラー外装を重ねた。 で、ボイラー下の抜けと同じくらいのネックだったNo.4ボイラーのテーパー部分。 スペーサーをもう一段重ね、無理やり裾広がりになるようにしたうえで、現物合わせで 紙を切り出して丸め、何とか表現することができた。 煙突。紙丸めて内側に補強入れただけ。つばの部分は端材を帯状に切り出して貼り 付けたが、これに関してはもっと幅を狭くするべきだったと思う・・・; 今回はとりあえずここまで。外装加えて煙突付けると一気にキャノン砲から機関車に。 後ろから。こっちから見るとテーパー部の裾広がりがわかる。よく見るとその テーパーが火室の上からちょっとはみ出している件。 機関車部分の構成。台車はまだ作っていない為、とりあえず仮のもの。 とりあえず姿は現れたが、現時点で気に入っていない箇所が幾つもある件。 内ボイラーは外ボイラー被せてもちょっと見えてるし変な段差出来てるし、 テーパー部とストレート部の間に継ぎ目出来ちゃったし、ボイラー台座が 思ったより高くてウォームがギアに届かないし、それ修正するためにモーター 傾けたらモーターの後ろが干渉して外ボイラー高くなったし、その外ボイラーも 図面より1㎜太くなっちゃったし、切る位置ミスって火室とスプラッシャーの間に 嫌~な隙間開いちゃったし・・・;
・・・ボイラー下の抜けとテーパー部というめんどくさいヤマは越えたが、 まだ台車とテンダーが残ってる上に隙間や段差の修正が残ってんだよなぁ・・・; |