濱のリリーなどと名乗っているからには、
やはり濱のことを書き綴らなければ・・・ という使命感を今年も抱きつつ
見聞したことを忘れないためにも書き残そうと思います。
「横浜の伝説と口碑」(横浜郷土史研究会・昭和4年刊)に
「龍に因める横浜の地勢」なる一文があります。
~開港以前の横浜の姿を神奈川の台場から眺めてみると、
あたかも「蒼龍が海波に蹴って躍り出たかのやうに見られる」として、
龍の首~尾に至るところに寺社が建てられていることを記している~
と、横浜の龍脈について 解説しているのです。
(横浜の山手の龍脈(気の通り道)には、その頭~尻尾にかけて寺社が点在し
レイルラインを作っている)
龍脈の主要な場所(多分)に訪問中何度か訪れていた私は
その場所を個人で大切にお守りされている
Nさんにお話を聴く機会を得ました。
『青龍弁財天』 様。
それは 今年に入ってすぐの巳の日のことでした。
チャリで 結構長い距離を 住居のある南区~磯子区まで移動。
その帰りに 磯子区から南区に入った区界にその鳥居はあるのでした。
この日、初めて青い旗が立っているのを拝見する・・・
と お堂の中から 一人の女の人が出てきました。
私をみるとにっこり笑って・・・
「今日は巳の日だから お参りに来てくださったのですか?」
というのです。
「いえいえ、たまに来させて戴いているのですが、
今日が巳の日だというのは知りませんでした。
こちらの弁財天様と巳の日とは、関係あるのですか?」
とお尋ねすると・・・
「ハイ、そうなんです。今、主人を呼んできますね。」
そう言ってその女性は、お堂の前にある
ステキな洋風のお家に入って行かれました。
「こんにちは。よくいらっしゃいました~」
と、笑顔でお家から出てこられたお若い男性。。。
お堂から出てこられた女性の旦那さまのK・Nさんでした。
実は、Kさんのお父上から
去年、この弁財天のことは少しお聴きしていたのでした。
去年の春 、「古横濱村」の研究をしている友人のガイドで
横浜の龍脈を回るツアーをやったときに
その友人が、ここに連れて来てくれたのです。
横浜の中心部に近いこの場所に
このようなお堂がひっそりと建っていること
そして、そのお堂の中が綺麗に祀られ (その際に勝手にお参りさせて戴きましたm(__)m)、
周囲の景観も美しいことに 参加者一同が感激した場所だったのです。
たまたま私の月曜日の訪問先の途中に位置しているので、
時々帰りに一人でお参りさせてもらっていました。
その時に偶然 ここをお守りしているNさん一家のお父様に出会い、
ちょっとした謂れをお聴きした・・・ということなんです。
そして その巳の日には 更に息子さんであるKさんから、
この弁財天さまにまつわる 不思議なお話を聴くことになったのでした。
その2に続く~~~
☆お参りに行ってみたくなった皆様へ☆
青龍弁財天さまは、Nさんの敷地内におまつりされています。
お参りする際には、Nさん、ご近所にご迷惑がかからないよう
静かに訪れましょう!ではあ~りませんか^^