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2009年01月04日(日) 
最近読んだ週刊誌にこのところTVなどで人気の脳科学者、茂木健一郎氏の面白い記事があった。独特の視点を披露してくれる茂木氏だが、彼によれば現代人の脳の捉え方が不満なのだという。自分自身は変わらないのにCPUが速くなったとか、HDD容量が増えたといったことを求める人が多いのではないだろうか、本当の脳の成長は「巨人の星」なのだという。

茂木流表現だと一瞬?と思いそうだが、つまりこういうことだ。例えば星飛雄馬が限界に突き当たる。するとその壁を乗り越えるために飛遊馬は、大リーグボールを編み出す。それがつまり脳の成長なのだという。現代人はお手軽を求めすぎるのだと彼は指摘する。

逆境に追い込まれた、あるいは自らを追い込んだ時に、人の脳は成長するものらしい。源泉はなにくそ!と思って、逆境に負けまいとするエネルギーなのだろう。彼はこれをパッションと定義づける。日本人にはこのパッションが足りないのだそうだ。1億総中流といわれる日本では、組織に身を寄せたがる傾向が強い。寄らば大樹の陰だ。しかし脳の働きからするとフリーランスの方が総力戦になるので、人間的に成長するし全能的な活性化が進むのだそうだ。いったん自分を組織に預けてしまうと、その中でしか生きられないと決めてしまうのが日本人なのだ。

さらに彼は断ずる。日本人はレールを敷いてもらうと安心してしまうらしい。だから100マス計算とかいろんなドリルが人気になる。人生というのは不確実性に向き合うことだから、ああいう答の決まっていることをたくさんやっても果たしてどうなんだろうか。彼は奴隷になったような気分なんだそうだ。なぜそうした選択をしてしまうのか。それは、とりもなおさず楽だからというのが理由。頭がいいっていうのは、生きる態度のことを指すのであって、長いものに巻かれる人生を選ぶ奴はそこで終わっている、と切って捨てる。

実は小生も、社会人の始めから大会社には縁がない人生を歩いてきた。それは大きな会社に入れなかったからではなく、最初から選択肢になかったのだ。若い内から「公務員がいい、恩給もあるし残業ないでしょ」なんて言ってる奴は、終わっているのだと今でも思う。自分はずっとフリーランスを目指してやってきたような気がする。小さくても会社に属したことはもちろんある。しかしいつでもはみ出すことが多かった。平気だった。失敗もしたが、落ち込んで水面下に沈んでしまうことはなかった。日本の若者よ、フリーランスを目指そう!
ところでこれは全く関係ないけど、この記事の最後で彼が言っていたちょと意外な豆知識。夏目漱石の代表作である「坊ちゃん」はたった2週間で書き上げたんだそうな。

閲覧数4,594 カテゴリ日記 コメント1 投稿日時2009/01/04 00:19
公開範囲外部公開
コメント(1)
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  • 2010/01/21 23:46
    恵福さん
    初めまして
    自分も小さい会社に6年ほど職人として属してましたが
    今夏、思い切って『プランナー』として生きていこうと思います。
    最後の記事心に刺さりました
    次項有
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