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2010年02月06日(土) 

自閉症児は、

アスペルガー症候群であろうが、養護学校に通う自閉症児であろうが、

環境に慣れるのに、とても時間がかかる

 

幼稚園・保育園と

小学校や養護学校の差はとてつもなく大きいわけです。

 

1年生の1学期は、環境が変わって何をしたらよいのか、
わからないと思ったほうがいい。

 

環境に慣れるのに、おおよそ1年間かかる

 

行事が全くの別物に見えることもその要因である。

 

幼稚園や保育園の運動会と、

小学校、養護学校の運動会との差がとてつもなく大きいのである。

 

★次のような事例は、ただ単に、小1の自閉症児が学校に慣れてきただけ

 だと思ったほうが、間違いがない。

 

(1) 支援級在籍のアスペルガー児が、

 1学期は、支援級にいることが多かったが、
 2学期からは、交流学級の方に行けることがずっと増えた。

 

 2学期から朝の国語(読み・書き)を他の知的障がいのみの児童2人と

 このアスペルガー児を3人一緒に教えることにしたら、

 1学期に、一人で教えていたときには、 「難しい」 「嫌だ」 などと言っていたのが

 2学期には文句を言わずに書くようになった。

 

(2) 支援級在籍のアスペルガー児が、

 1学期は、支援級にいられなくて、すぐにどこかへ行ってしまい、

 学校から出て行きそうになったこともあった。 

 勉強は一切しなくて、本を読んでいるだけ。

 嫌なことがあると、大声で叫び、15分間は、暴れている。 

 

 2学期から少しずつ、支援級にいられる時間が増えてきた。

 どこかに行っても、行き先が2,3の場所に決まってきた。

 

★よくある教師の勘違いは、

 

 (A) ●●を指導したから、良くなったと思うこと。

 (B) 逆に、学校に慣れるのに手一杯の時期 (例えば1学期) の

    ひどい状態を元に、個別指導計画を作ってしまうこと。

 

 どこかに行ってしまって、探したり、追いかけたりと、担任教師は大変だが、

 「学校に慣れるのに、きみも苦労しているんだね。きみも大変なんだね。」

 

 と思えると担任も気が楽になるはずだ。

 

 


閲覧数2,062 カテゴリ障がいと教育 投稿日時2010/02/06 19:46
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