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2010年06月06日(日) 

以下、「 第20回太田ステージ研究会 ( 2010年1月 )」  の資料から抜粋

 

シンボル表象機能のStage段階分けの設定
(太田Stage評価)

 

Stage Ⅰ   シンボル機能が認められない段階


 Stage Ⅰ-1 手段と目的の分化ができていない段階
 Stage Ⅰ-2 手段と目的の分化の芽生えの段階 (8~9ヶ月)
 Stage Ⅰ-3 手段と目的がはっきりと認められる段階

 

StageⅡ   シンボル機能の芽生えの段階 (2歳頃まで)

 

Stage Ⅲ-1  シンボル機能がはっきりと認められる段階
Stage Ⅲ-2  概念形成の芽生えの段階 (3~4歳)

 

↑ ↑ ↑ ↑ Stage Ⅲ-2 以前は、 「 動作性 」 のほうが高い ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ 

 

Stage Ⅳ   基本的な関係の概念が形成された段階 (7歳頃まで)
         「 概念形成がはっきりしているが、表象の世界と実際の世界との区別が

          曖昧な段階 」    あるいは

         「 表象機能の発達が活発になり、概念形成がはっきりしてくる時期 」

 

↑ ↑ ↑ ↑ Stage Ⅳ では、 「 動作性 」 と 「 言語性 」 に優位な差はない ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ 

 

Stage Ⅴ  前操作期

 

↑ ↑ ↑ ↑ Stage Ⅴ では、「 言語性 」 のほうが高い ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ 

 

               ( ) 内の年齢は定型発達児の発達に相当する

 

 

 

自閉症におけるStage分けの臨床的意義

 

 ●発達障害を持つ子どもや人の行動、気持ち、考えを理解する手がかかりとなる
 ●自閉症では Stage 段階ごとに発達的に特異的な状態像を抽出できる
 ●認知発達の方向を見通せる
 ●課題の選択に指針を与え、認知発達を促す働きかけを容易にする
 ●働きかけの適切性や有効性の評価の視点になる
 ●Stage 評価は LDT-R による操作基準があり、客観性があり、妥当性があり

  かつ方法は簡便である

 


閲覧数3,742 カテゴリ障がいと教育 投稿日時2010/06/06 13:18
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