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2009年10月18日(日) 
教員の勉強会で聞いた話。

ある養護学校(知的)の小学部で、毎年のように
ある学年に 「新採用」 の先生が配属になったことがあった。

保護者の声が、校長まで届いた。

「また 『新採』 が担任ですか?」

その次の年からは、その学年に 「新採用」 の先生が配属になることはなくなった。

★この校長の情けないところは、

 保護者たちに、「新採用」 の先生の良さを伝えることをしなかったことで、

 「新採用」 の先生は、「経験のある先生」 よりも劣っているというメッセージを

 保護者に伝えてしまったことだ。


   先生の当たりはずれ?
   http://www.rimbaud.jp/blognplus/index.php?e=104

  で書いたように、

  > 「子供を叱り、声を荒ららげ」ているのが、ベテラン教師で、
  > 「さうした力をつけてやりたく思ひます」 と言っているのが、新採用の女教師(平野婦美子)

  ということがありうるわけで、

  「新採用」の教師、一人一人の資質の問題なのだ。

 つまり、平野婦美子のような 「新採用」教師であったならば、
 保護者も、「また 『新採』 が担任ですか?」とは言わなかったはずだ。

 養護学校(知的)の場合、「新採用」教師は、最初に同じクラスをうけもったペア担任の
 影響をもろにうける。

 勉強しないペア担任と同じクラスを担任すれば、
 希望に燃えて教師になった 「新採用」 教師も、「こんなもんでいいのか」と
 擦り込まれていってしまう。

「新採用」教師を育てるのもダメにするのも、指導教官ではなく、
同じクラスを受け持つペア担任達である。

だから、養護学校(知的)の場合、
保護者は、次のように言ったほうがいい。

  「新採用」 教師を配属するクラスのペア担任に、
 「新採用」教師をしっかりと育てられる先生を配属してください。
 




 

閲覧数1,908 カテゴリ障がいと教育 投稿日時2009/10/18 19:49
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