2つの養護学校で、 3年周期で、中3、小6が多いということを経験した。
A養護学校では、 2010年度の中3、小6が他の学年よりも飛び抜けて多かった。 2007年度の中3、小6も同様だった。 2004年度も。
このことが、高等部にどのように影響するかというと、
高等部の募集人員は、40人ぐらいだから、 これらの年の中3が、高等部に進学する年には、
この40人ぐらいの中に、 中学部から高等部へと進学する内部組が占める割合が高くなる。 逆に言うと、その分、 中学校の支援級や通常級から、養護学校に進学する生徒の数が 少なくなる。
つまり、 2007年の中3が、2010年の高3にかなりの割合を占め、 2004年の中3が、2007年の高3にかなりの割合を占める、 ということが起こった。
B養護でも、同じように3年周期が見られた。 しかし、A養護とは1年後ろにずれていた。
つまり、 2011年度の中3、小6が他の学年よりも飛び抜けて多かった。 2008年度の中3、小6も同様だった。 2005年度も、というようになっていた。
さて、おもしろいのは、教師の立場で見ると、
A養護で、
「2007年度の中3、小6も同様だった。」
2007年度の中3を卒業させると、 だいたい次の2008年度は、新中1の担任をする。 この新中1は、 「2007年度の小6 」 である。
つまり、毎年、毎年、多い学年を受け持つことになるのである。
高等部も同様である。
「 2004年の中3が、2007年の高3にかなりの割合を占める、 」
2007年の高3を卒業させると、
「 2007年の中3が、2010年の高3にかなりの割合を占め、 」
たいてい、次の2008年度は、新高1 (2007年の中3) を受け持つ。
やはり、毎年、毎年、中学部からの内部組の多い学年を受け持つことになるのである。
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