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2013年08月25日(日) 
書名:原発列島を行く
著者:鎌田 慧
発行所:集英社
発行年月日:2001/11/21
ページ:253頁
定価:700円+税

過疎地を狙ったように立ち並ぶ原発が、いかにその地の人々に犠牲を強いてきたか?都会の繁栄の影で進行するいびつなエネルギー行政の矛盾をつく、日本列島をくまなく歩き原発の現地の実態を原発反対派の人々にインタービューしながら人々の苦しみを描いている。

今までどのようにして原発推進派が過疎地に狙いをすまして、札束で強引に推進していったか?はじめは地域活性化の切り札として期待させて、良いことばかり言って原発を建設する。当初は市町村の財政も潤うが、7年すると打ち切り、それを継続するためには原発の増設。吃驚するような立派な各種施設、多額の補助金で建設。でも維持費は市町村の負担。どんどん負債が増えて破綻寸前の市町村も。この札束を受け取ったら麻薬のように、泥沼に引き込まれてしまう。住民が増えるのではなく、どんどん過疎化が進む。負のスパイラルの実態を鋭く描いている。福島第一のどんどん泥沼に陥っている現状の根は今まで進めて来た原発行政、電力会社、マスコミ、御用学者にあることがよく分かる。

閲覧数615 カテゴリ本に出会う コメント0 投稿日時2013/08/25 00:20
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