普通、キスといえば、お互いが望んで、口と口をつけることだ。
いろいろなキスがあるが、 新型コロナウイルスが猛威を振るっている昨今、 望まないキス、それは、[飛沫]キスかなぁ。
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などの図を見ていて、飛沫感染って、[飛沫]キス・・・と 思うようになってきた。
さて、時代や二人のおかれた境遇、趣向などによって、 キスには、いろいろなバリエーションがある。
①睫毛と睫毛のキス
『プールサイド小景』庄野 潤三 著
には、次のように描写されている。 「眠れるおまじない、して上げようか?」 二人の眼蓋がふれ合うくらいの距離になる。 睫毛の先と先とが重なるようにして、眼ばたきを始める。 [...]暗い夜の中で、黙って彼女は睫毛のまばたきを続ける。 それは、慰めるように、鎮めるように、 また不意に問うように、咎めるように動くのだ。
② ガラス越しのキス
a) 『また逢う日まで』1950年(昭和25年)公開の日本映画
昭和18年、田島三郎(岡田英次)は空襲警報が鳴り響く 地下鉄ホームで美術学校の生徒・小野螢子(久我美子)と出会う。
b) 『太陽はひとりぼっち』1962年(昭和37年)公開の イタリアとフランス合作映画。
婚約者と別れたばかりのヴィットリア(モニカ・ヴィッティ)は、 以前からたびたび見かけていた仲買所に勤める ピエロ(アラン・ドロン)と親密になり、
③ 足キス
『娚の一生』は、映画にもなった西炯子の人気コミック
祖母の葬式の後、堂薗 つぐみ(30代半ば過ぎ。独身)は、 病気療養する友人の代理で角島大学で教鞭を取ることに なった海江田 醇(51歳→52歳)と祖母の家で同居することになる。
恋愛にはひどく臆病になっていたつぐみに、海江田は、 唇ではなく、足の指にキスをした・・・
④ スパゲッティを一緒に食べていたら・・・キス
『わんわん物語』1955年 公開のアニメ映画
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