わたしの養護学校 (知的) の 「個別教育計画」 の書式も、学部によって、変更、変更が行われてきた。
◆中学部のものは、3年前に変更されたもの
「 実態の把握 」 の書式の項目は、 (1) 生活面 (2) 認知・学習面 (3) 行動・社会性・コミュニケーション面 (4) 運動面・身体面
「 短期目標 」 の書式の項目は、 (1) 生活 (2) 認知表出 (3) 社会性 コミュニケーション (4) 運動身体
「 長期目標 」 の書式は、 (1) 将来の姿として望まれること 」 (2) 実現に向けて目標になること、関わり方等 (i) <年間目標> (ii) <関わりの基本的おさえ>
※ こんな、粗い 「 長期目標 」 でいいのか?とわたしは思った。
◆高等部は、「 短期目標 」 の書式が、教科担任の数だけある。 そのため、「 個別教育計画 」 は、一人あたり10数枚に及ぶ。 これを全部、保護者に読んでもらおうというわけだが、かなりムリがある。
6年前、高等部の 「 個別教育計画 」 を保護者に配布する前に、 高等部の学部長が、生徒100人分ぐらいを、誤字・脱字・誤解をまねく表現などを チェックしていたが、これは、すごい心労だったようで、
そのストレスで、耳鳴りがするようになったと言っていた。
◆小学部も、昨年までの 「 短期目標 」 は、教科ごとに目標を設定していたが、 教科担任制ではなく、クラス担任が授業をするので、 1枚の 「 短期目標 」 の中に、各教科の目標を入れることができていた。
今年から、小学部も、中学部に似た書式になった。 というよりは、以前の書式に戻った。
4,5年前まで使っていたのと、同じような書式に戻ったのである。
★ 小学部で昨年まで使われていた書式を、強引に小学部に持ち込んだ研究部の主任は、 今年、県の教育センターに転勤になった。
その人を研究部の主任に、4年間もさせていた校長は、今年、退任した。
横浜国立大学の大学院に内地留学したからといって、 勉強をたくさんしたからといって、
子どもの指導がうまくならない人がいる ということを、この二人から わたしは、学んだ。
さらに、子どもの指導がうまくもなく、まともな指導ができない人が、 管理職や指導主事になって、学校をかき回す例が少なくないことも、この二人から わたしは、学んだ。
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