苫米地 英人 氏 のブログを読んでいて、 3月11日の 東日本大地震の報道で、 マグニチュードがM7.9からM9.0へと上がっていたことを 「そういえば」 と思い出した。
ドクター苫米地ブログ - Dr. Hideto Tomabechi Official Weblog (苫米地英人 2011年03月24日00:13 ) M7はM9の1,000分の1。必要以上に余震を恐れるのはやめよう http://www.tomabechi.jp/archives/51241154.html > マグニチュードの話だが、 > これは対数スケールだということを理解してもらえれば、話は終わり。
> 私が学生の頃学んだマグニチュードといえば、 > カリフォルニア工科大学の金森博雄教授によるモーメントマグニチュードの式。
> 因みに、地震予知とか色々な運用からより正確とかいうことで、 > 地震国日本は、独自の気象庁マグニチュードというのを利用している。 > ただ、対数スケールであることは同じ。
> 要するに、マグニチュードが2つ増えると1,000倍という対数関係と理解すればいい。 > だから、余震では最大マグニチュード7が来ると言われているが、 > これはすでに来たマグニチュード9の1/1000ということ。
> 以下、参考、 > 地震学者の島村英紀氏によると、 > 今回のマグニチュード9は、 > これまで気象庁が発表してきた上記の気象庁マグニチュードではなく、 > 通常発表していないモーメントマグニチュードだそうだ。
> モーメントマグニチュードは、 > 最初に書いたカリフォルニア工科大学の金森博雄教授の式。 > これまでの気象庁の計算式を使うと8.4だそう。 > だから、当日気象庁から発表された数字が8.4だった。 > 2日後に9.0に変わったのは、 > 気象庁が計算方法を気象庁マグニチュードからモーメントマグニチュードに > 変更したからだそうだ。 > 9.0で発表し直したのは、 「 すべてのことを 「 想定外 」 に持っていこうという > 企み ( あるいは高級な心理作戦 ) の一環なのではないだろうか 」 ということだ。
読売新聞 ONLINE に、3月11日当時の記事が、変更されずに残されているので それを見ていく。
(2011年3月11日15時00分 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866918/ne…T00644.htm > 11日午後2時46分、 > 三陸沖を震源とする強い地震があり、宮城県北部で震度7を記録した。 > 気象庁によると、 > 震源の深さは約10キロ・メートル、地震の規模はマグニチュード7・9を観測した。
(2011年3月11日16時56分 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866918/ne…T00731.htm > 気象庁は11日、三陸沖で発生した地震を 「 東北地方太平洋沖地震 」 と命名し、 > 地震の規模を示すマグニチュードを8・4と発表した。
この気象庁によるM8.4の発表の前に、 アメリカの米地質調査所は、M8.9の暫定値を発表している。
(2011年3月11日16時14分 読売新聞) 暫定値M8・9、関東大震災32倍のエネルギー http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866918/ne…T00697.htm > 世界中の地震を監視している米地質調査所は > 11日午後2時26分の地震の規模について > マグニチュード(M)8・9の暫定値を発表した。
> 数字が大きく出たのは、 > 日本の気象庁の観測値と計算方法や観測状況が異なるため。
> M8・8は昨年2月のチリ地震の約1・4倍。 > 観測体制などが大きく違うが、 > M8・9は関東大震災 ( 1923年 ) のM7・9の約32倍のエネルギーとなる。
その日のうちに、気象庁は、M8.8に再修正
(2011年3月11日17時42分 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866918/ne…T00796.htm > 気象庁は11日、 > 東北地方太平洋沖地震のマグニチュードを8・8に再修正した。 > これは国内最大規模の巨大地震になる。
2日後の3月13日、気象庁は、9.0に上方修正
(2011年3月13日12時20分 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866918/ne…T00289.htm > 気象庁は13日、 > 当初マグニチュード ( M ) 8・8 と発表した東日本巨大地震の規模について、 > M 9・0 に上方修正した。エネルギーは2倍になる。
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