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2011年03月28日(月) 

    追記: (2011/04/10 10:30) ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

 

    福島県の 「 環境試料の測定結果 」 に洗浄前と洗浄後の測定結果が1つだけ載っている。

    http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail…df#page=10

    > 試料名  種類又は部位   採取日時    放射能濃度(Bq/kg)

    >                            131I    137Cs
    >  雑草      葉菜   3月23日 11:30  74,400   23,100  洗浄なし*1
    >   〃        〃        〃     46,200   16,000  洗浄あり*1

    >        *1同一試料を対象に洗浄しない場合と洗浄した場合で測定した値

 

 

 

苫米地 英人 氏が次のように書いていた。

 

  (2011年03月20日05:13)

  ドクター苫米地ブログ - Dr. Hideto Tomabechi Official Weblog :
  茨城・福島の牛乳、ほうれん草は無害だ。ヨウ素131の半減期は既に過ぎている

  http://www.tomabechi.jp/archives/51239797.html
  > 一昨日書いたように、ヨウ素131の半減期は8.02日である。

  既に昨日で半減期を過ぎている

 

  > 放射線量は半減期の指数関数で減衰するから、

  > 半減期を超えると放射線量は一気に弱まるのは一昨日説明した通り。

  > つまり、これらの牛乳やほうれん草が市場に出回る頃には、

  > ベータ線の放射はほとんどないか、

  > ヨウ素131そのものが無害の安定同位体キセノン131に変わっているということだ。

 

半減期で無害になるはずが、そうはならなかったので、

「 洗えば大丈夫 」 に論を変えたようだ。

 

  ( 2011年03月25日13:22 )

  ドクター苫米地ブログ - Dr. Hideto Tomabechi Official Weblog :
  ほうれん草は洗って食べれば大丈夫。飼料を屋内保管すれば牛乳も大丈夫。

  http://www.tomabechi.jp/archives/51241656.html

  > ほうれん草や牛乳で基準値を超えるヨウ素131の量を超えて検出されたのは、

  > 土壌が汚染されて、それがほうれん草に蓄積されたものではないと読める。

  > つまり、ほうれん草のヨウ素131 は、

  > チリに付着して大気中に漂ってほうれん草の葉に直接付着したものである。

 

  > 従って政府は、

  > 国民には福島のほうれん草は洗って食べれば安全

  > 酪農家には、飼料を外気が直接触れない小屋などに保管するように

  > 行政指導すれば問題は解決するはずだ。

 

  > また、今後、野菜の放射性物質の測定の場合は、

  > 洗う前の量と洗った後の量を測定して公開するといいだろう。

 

しかし、放射能に汚染された野菜は、

洗ってもほとんど放射能は減らないようなのだ。 

つまり、苫米地 英人 氏のいうことのほうが、世の中を攪乱していたというしかない。

 

  (2011/03/23 11:13) Twitter / 東大病院放射線治療チーム

  http://twitter.com/team_nakagawa/status/50379526265503744

  マニュアルでは 「 水洗いせず 」 との記載がありますが、

  厚労省から別の通達で水洗いしてから測定するように

  > 各自治体や測定機関に連絡があったようです。

 

 

    追記: (2011/03/28 23:35) ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

 

      これのことらしいですね。

 

       平成23年3月18日

       「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」に基づく
       検査における留意事項について

       http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000014tr1-i…015is5.pdf

       野菜等の試料の前処理に際しては、

       付着している土、埃等に由来する検出を防ぐため、

       > これらを洗浄除去し、検査に供すること。

 

       このことは、厚生労働省の以下の発表に

 

       平成23年3月20日

       食品中の放射性物質の検査結果について (第2報)
       (別添2) (PDF:40KB)
       http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000015m5f-a…015ma3.pdf

       ※3月17日採取分は、未洗浄のサンプル

 

       とわざわざ書いてあることからも、わかるように、

       3月18日以降は、洗浄してあるとみなしてよいはずだ。

 

       このことが、インターネットの twitter などで、広がってきて、

       次の語句も注目の対象となった。

 

       (平成23年3月24日 9時 執筆) 武田邦彦 (中部大学)

       原発 緊急情報(27) なぜ、そんなに違うのか?

       http://takedanet.com/2011/03/27_c745.html

       > 54000のホウレンソウは水洗いした後の茨城産のホウレンソウです

 

  (2011/03/23 11:13) Twitter / 東大病院放射線治療チーム

  http://twitter.com/team_nakagawa/status/50379558037372928

  > したがって、以前、

  > 放射性物質を含むホウレンソウを摂取したときの被ばく線量を計算していただいたときに

  > 「 水洗いしていなければ、過大評価している 」 と書きましたが、

  実際に水洗いされているので、過大評価せずに計算されていると

  > 考えてよいと思います。  

 

  【2011/03/25 10:27】 WINEPブログ

  非常に悔しいことだが、放射能汚染野菜は水で洗っても放射能があまり取り除けない

  http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-1000.html

  > 文献を調べていたら、すでに1958年の論文で

  > 我が研究室の先輩が厳密な実験を行っていることがわかった。

 

  > この同じ論文に載っている以下の表は、

  > 一回目の降雨の2週間あとの4月25日に農事試験場で採取した

  高菜の分析データである。

  > この表の汚染野菜の実験条件は、

  > 左の欄に書いている各洗液に30分間、時々撹拌しながら野菜を浸漬したのち、

  > 水道水で洗浄したということである。

 

  > この表の結果からは、非常に残念なことだが、

  > 放射能汚染野菜は、水で洗っても気休め以外の意味がないことがわかる。

  > この論文の著者たちは

  > 「 野菜の一時的に強い放射能汚染の主たる経路は、経根的なものではなく

  > 放射性降下物のかなり堅固な表面付着並びに

  > 一部はそれに伴って起こる直接的吸収にもとづくことを示すものである 」

  > と結論している。

 

    追記: (2011/03/29 02:05) ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

 

       上記の記事については、

 

         「 核種による差違が、全く考慮されていないデータであり、
          今回の放射性ヨウ素 I131 に結びつけるのは、若干の無理がある。 」

 

       との指摘を頂きました。

 

       そこで、さらに調べ、

       次の記事で、「 おしたし 」 などの調理によって、

       60%は、放射性ヨウ素を除去できるという報告を紹介しています。

 

          475. ほうれん草は、葉の表面に、放射性ヨウ素が取り込まれる?

          http://sns.hamatch.jp/blog/blog.php?key=36776 

 

 

      追記: (2011/03/30 23:55) ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

 

        埼玉県のウェッブページに次のように具体的に書かれていた。

 

        食品及び農産物に関するよくある問い合わせ

        掲載日:2011年3月30日更新 埼玉県ホームページ

        http://www.pref.saitama.lg.jp/page/sa-faq.html#Q3

         また、 「 野菜で検出された放射性物質は、ほとんどすべて、

        > 表面に付いていると考えられます。従って、野菜を洗う

        煮る ( 煮汁は捨てる )皮や外葉をむく、などによって、

        汚染の低減が期待できます」とされています。(*1)

 

        【例】 ホウレンソウ
        > 水洗や調理 ( 茹でる ) による放射性物質ヨウ素131の除去の場合
        > ・ 水洗:最大16%除去
        > ・ 調理:最大65%除去
        > 従って、水洗や調理を経れば食品として摂取する放射性物質の量を

        > 少なくすることができます。(*2)

 

        > 出典:*1 放射線医学総合研究所「放射線被ばくに関する基礎知識第3報」
        >       http://www.nirs.go.jp/information/info.php?i6
        >     *2 村松らThe Sience of the Total Environment,67 149-168 1987)

               ↑

           この 「 *2 」 の資料については、

           http://jglobal.jst.go.jp/detail.php?JGLOBAL_ID=2009…504&q=&t=1

                  ↓

           http://jdream2.jst.go.jp/jdream/action/JD71001Disp?…30ff55c91a

           葉野菜洗浄すると約10%131I が除去され,

           > また煮沸すると約70%が除去された

 


閲覧数2,663 カテゴリ311福島原発 投稿日時2011/03/28 00:46
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