子どもに、社会生活のルールを、まず最初に教えるのは、普通は親である。
「 しつけ 」 という。
・人が見て、不快に思われない食べ方。 ・人が見て、不快に思われない排尿・排便の仕方。 ・人が見て、不快に思われない衣服の身だしなみ。
・スーパーマーケットなど、人がたくさんいる場所で、 人が見て、不快に思われない身の振る舞い方。 ( 走り回ったり、大声を出したり、飲み食いしながら買い物をしない、 など )
こういったことは、子どもは、教えられないとできない。
「 我慢すること 」 も教えられないとできない。
3歳頃に、子どもは、 「 あれ、買ってくれないとヤダ。 」 と 地べたに寝転がって、駄々をこねる 時期を必ず通過する。
この時に、親が、 「 仕方がないわねぇ。 」 と物を買い与えてしまうと、 「 我慢できない 」 子どもに育ってしまう。 ( このような親が、一度だけ、甘いということはありえない。 いつでも、甘いはずだからだ。)
子どもは、「 しっかりとした親 」 の前では、 「 我慢 」 をする。
しかし、よくあることだが、「 親がいない 」 ところでは、 「 我慢 」 できないこともよくある。
つまり、子どもは、「 自分一人 」 では 「 我慢 」 できないが、 「 しっかりした親や教師の前 」 では、 「 我慢 」 できる。
そして、子どもが成長していくにつれて、 「 自分一人 」 でも、 「 我慢 」 できるようになっていく。
これは、養護学校 (知的) でも同様である。
399. 担任が替わると、できていたことができなくなる。 http://sns.hamatch.jp/blog/blog.php?key=34940
最初の2年間は、 「 しっかりした教師の前 」 では、 「 我慢 」 できる。
3年目には、 「ほとんど、どの教師の前 」 でも、 「 我慢 」 できるようになる。
しかし、 「 自分一人 」 でも、 「 我慢 」 できるようには、ならないことも多い。 「 家 」 では、相変わらず 「 我慢 」 できないまま、ということもありうる。
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