286. 「小学部から中学部への引き継ぎが不十分」 と。 http://sns.hamatch.jp/blog/blog.php?key=26218
今では、 小学部から中学部、中学部から高等部への引き継ぎ あるいは、次の学年への引き継ぎは、 ほとんど実行不可能だと考えるようになった。
それは、何故か? 教師の教え方、教える内容などが 「 着替え 」 「 トイレ 」 「 手洗い 」 「 食事 」 「 配膳 」 「 掃除 」 などですら、教師によって、まちまちだからだ。
男子生徒の 「 トイレ 」 で、お尻を出して排尿する生徒を放任している教師。 「 手洗い 」 で、そもそもハンカチをポケットに入れていないことが毎日でも放任している教師。 「 手洗い 」 で、手に水を1秒程度、ちょっと指先にかけただけでも、良しとしている教師。 「 配膳 」 で、マスクがあごまで下がっていて、口も鼻も覆っていなくても良しとしている教師。 「 廊下 」 を走っていても、それがまったく気にならない教師。
「 着替え 」 「 トイレ 」 「 手洗い 」 「 食事 」 「 配膳 」 「 掃除 」 すら、満足に指導しないのだから、
旧担任から、新担任への引き継ぎが、引き継がれるはずがない。 それが、個別教育計画に書かれていることだとしてもだ。
だから、 担任が替わると、できていたことができなくなる。 ということも起こる。
ちょっとしたことで、人をひっかく子どもがいる。
お手伝いの掃除などで、 自己統制 (自律・自分をコントロールする力) を鍛えた。 1年間で、ひっかくことは、ほとんどなくなった。
ところが、次の年、担任が替わると、また元に戻ってしまう。 (最初の1,2ヶ月は、なんとか前の年の状態を維持できている。)
これはどういうことかというと、
下の 「 教育目標分類学 (タキソノミー /taxonomy) 」 の表の 真ん中の列 【 情意領域 ( 態度・習慣 ) 】 が、
{ 慣れた教師(担任)がそばにいる時は、「ひっかく」 のを自分で我慢することができる} レベルなので、担任が替わると、また元に戻ってしまう。
新しい担任が、旧担任と同じように、 お手伝いの掃除などで、 自己統制 (自律・自分をコントロールする力) を鍛えるということを するならば、また、元に戻ってしまうことはないのだが・・・・。 教師の教え方、教える内容などが 「 着替え 」 「 トイレ 」 「 手洗い 」 「 食事 」 「 配膳 」 「 掃除 」 などですら、教師によって、まちまちなのだから、 同じようにできるはずがない。
では、どうしたらいいか。2年間、同じ担任が指導する。 2年目は、クラス担任も何人かが入れ替わる。 これならば、
下の 「 教育目標分類学 (タキソノミー /taxonomy) 」 の表の 真ん中の列 【 情意領域 ( 態度・習慣 ) 】 が、
{ 慣れた教師(担任)がそばにいなくても、誰か教師がいれば、「ひっかく」のを自分で我慢できる。 }
まで行く。 ここで、家庭でも同じようになるかというと、 { 教師がそばにいなくても、「ひっかく」のを自分で我慢できる。}
そうはならないことが多い。 保護者は、子どものパニックを恐れて、子どもの 「 ひっかく 」 などを 見て見ぬふりをすることが多いからだ。
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