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2011年05月05日(木) 

「 ムーブメント 」 で、「 右 」 や 「 左 」 を教えることができるのならば、

 

「 おじぎ 」 や 「 背筋をのばす 」 なども日常生活の毎日の指導の中で

教えることができるはずだ。

 

  片手を挙げて、教師の手に、片手ハイタッチをしたり、

 

  教師の真似をして、

  自分の頭の上に、手を置いたり、

  自分の鼻をつまんだり、

 

こういうのは、模倣ができる子どもならば、簡単にできる。

 

ところが、「 おじぎ 」 や 「 背筋をのばす 」 などは、

この動作の体の使い方を知らないと、できない子どもが少なくない。

 

つまり、教師が、子どもの体に触れて、

体の使い方を、毎日、繰り返し教える必要がある。

 

  123. 1年かけて何を教えたか。

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  > (2) おじぎ

  > (6) 背筋を伸ばす

 

その動作の体の使い方を教えながら、その動作の名前を教える。

 

たとえば、

子どもの体に触れて、「 ぺこり 」 などと言葉がけをしながら、

おじぎを教えるのである。

 

子どもの体に触れて、「 背中、ピッ! 」 などと言葉がけをしながら、

背筋を伸ばすことを教えるのである。

 

このように、日常生活の中で、

男の子のトイレの時に、「 ぷるぷる 」 とか、

手洗いの後、両手を振って、水のしずくを流しに落とす時の 「 ピッ、ピッ 」 とか、

廊下を歩きながら、右端に寄る時の 「 右 」 などの

動作の名前を教えてきた。

 

わたしは、勝手に、これを 「 日常生活ムーブメント 」 と呼んでいる。(笑)

 

こうすることで、模倣のできない子どもが、

言葉がけを頼りに、その動作をできるようになる。

 

模倣ができないといえば、

視覚障害の子どもも、当然、模倣は難しい。

 

教師が、子どもの体に触れて、動作と、その動作の名前を教える、

この方法は、当然、視覚障害の子どもにも有効である。

 

…というか、視覚障害児の教育のほうが、はるかに進んでいるのだから、

われわれは、視覚障害児の教育から、多くを学ぶべきだろう。

 

 

 


閲覧数2,214 カテゴリ障がいと教育 投稿日時2011/05/05 12:50
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Rimbaudさん
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「教育」と「障がい、学校、家庭」について、「原理・原則」が見つけら…
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