人で混雑する通路を歩いていると 対向者と腕がぶつかることがある。
どうも、歩いているときは、腕が動いているので 対向者には、胴体の幅しか認識されていないようなのである。
そこで、腕の幅を相手に感知してもらうために、 わたしは、腕を体にぴたっとつけて歩くようにしている。
これでもぶつかってくる人がいないわけではないが、 100人に3人ぐらいまで減る。
さて、電車に乗って座っていると、 最近は、スマホをやっている人が少なくない。
このスマホをしている人の腕は、肘が胴体の横にあるので、 何もしないで座っている時よりも、腕の分だけ幅をとっている。 つまり、自分の空間に、隣から腕が領空侵犯してくる感じを受ける。
これは、本や新聞を読んでいる人の場合でも同じだし、 胴体の幅よりも横幅のある鞄を腿の上に置いているサラリーマンも 憎々しいと思う今日この頃である。
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